2010年のクリスマスは最悪だった。

彼は,アメリカに一時帰国できるのを心待ちにしていたようだった。
気になる女の子とどうなるのか,そりゃあ楽しみにしていたのだろう。

私とはなぜか添い寝するのが,うっとうしくて,私は実家か友人宅に泊まるよ,といっても

D「後3日くらい一緒にいられないのか!」

とかいって強制的に私に家にいさせるのだ。
今考えると意味不明。


「いっしょにいたくない」私の強がりもあったけど、一緒にいるのはつらかった。

友人が,私の話を聞いて、言った。

「あんた,Dのことが怖いんじゃないの?」

それをいわれるまで,「怖い」という感情に気づいていなかった。初めて気づいた。
私はDがこわい。

出発の朝、
D「時間がないから,駅まで送ってって。」

ゆ「は?!」(なんで,ほかの女が好きな男を,送迎しないかんの?)

D「はやく!遅れるだろ!!」(当日準備するからでは?)

ゆは,やむを得ず送っていく。そして,一万円を貸す。

満面の笑みで,手を振ってアメリカへ言った男。

私は、完全に疲れきり,友人とクリスマスの食事をして,後はひとりで過ごした。
数日後,Dからメールが来た。

「僕は,女の子とくっつこうと思って,ここに来たわけじゃないよ。君は,僕から休憩が必要だと思う。だから君も友人とエンジョイしてね。
ぼくは,ここに来て思ったよ。ここは僕の居場所じゃなかった。僕の家は,そこだって。
だから,また僕の大親友として,君と楽しいときを過ごせることを楽しみにしてるよ。」


(なんじゃそれ。)

お正月は友人と会ったけど、後はひとりぼっちで,さみしかった。
ビデオを借りて、寝ながら過ごした。