[野球]女子プロ野球 埼玉アストライアvs.京都フローラ 観戦記(2017.4.29) | 明るく元気に考え込む…リーリーゴー!のブログ

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なんだか温かくなれそうなことを書いていきたいな、と思い始めたブログ。
そうしたら、「幸せ」について、「家族」「親子の関係」について書くようになっていました。

読んでくださる方にホッとしてもらえる…そんなブログにしていきたいです。

今日、女子プロ野球の開催があったのは、川越市営初雁球場。実は今日、去年まで埼玉アストライアで活躍されていた、松永栞選手、出口彩香選手が尚美学園大学のグラウンドで試合をされているとのこと。どっちの観戦に行こうか…と悩んでいました。

 

そもそも、「尚美学園大学ってどこにあるんだっけ?」と調べてみると、なんと川越市。同じ市内で、9:00からと13:00から。なんだ、ダブルヘッダーで観戦できるじゃん、ということで悩みは一気に解決しました。

 

で、女子プロ野球の試合。

試合前、球場外の京都フローラのブースでファンクラブに入れることを知り…。さっそく加入しました。推しメン選手を誰にするか、悩んだ挙句に、やっぱり遊撃手ということで、吉田奈津選手を選択。

 

でも、今日、その吉田選手は体調不良のため登録されないというニュースがありました。

さらに、試合前のシートノック…。埼玉アストライアの三塁手、只埜榛奈選手が守備についておらず、試合を欠場されていました。

女子プロ野球をめぐっては、けが人が多数発生したため、今年度の試合数を減らす決断をしたというニュースがありました。そのけが人の1名だったんですかね…。

 

埼玉アストライアは宮原投手、京都フローラは植村投手の先発。

 

自分は植村投手が投げる試合で、アストライアが勝ったことってあったかなぁ、という相性の悪い投手です。

 

が、その植村投手に対して、先頭の佐藤選手がいきなり二塁打で出塁。

 

 

 

すると、続く岩見選手はきっちり送って1死3塁。内野手はバックホーム体勢を取っていなくて、外野フライでも内野ゴロでも1点の可能性が高いこの場面でしたが、次打者は三振…。チャンスがしぼみそうな展開を打開したのは4番打者の楢岡選手。鋭い当たりを中堅前に飛ばして1点を先制しました。

 

一方の京都フローラは3回にワイルドピッチで同点としたものの、そこからはスコアボードに0が並ぶ展開になりました。息詰まる投手戦とは、こういう試合のことを言うのかなという中で、試合を分けたのは最終7回の攻防でした。

 

先攻の京都フローラは、先頭の泉選手が右翼の頭上を越える二塁打で出塁すると、明日の先発投手小西美加選手を代走で起用。それに対して、埼玉アストライアの守備は、ピックオフプレー…一塁手がバント処理のために猛ダッシュ、二塁手は一塁ベースへ、投手はバントをさせるために投球…と見せかけて二塁ベースに入った遊撃手への牽制球。

 

このようなトリックプレーを使ったものの、二塁走者小西美加選手は刺せず。内野手がバント警戒の守備を敷く中、京都フローラの6番打者前田選手は、見事に初球をきれいにバントして1死3塁のチャンスを作りました。

 

続く田口選手は、じっくり攻めてカウントによってはスクイズをしてくるケースもあるかな…と思っていましたが、強攻。初球を打ってきました。打球は遊撃手の後ろ、中堅の前…遊撃手の岩見選手が背走するものの届かず、間にポトリ。京都フローラが1点を勝ち越しました。

 

 

一方、後攻の埼玉アストライアは、先頭の岩谷選手が左翼左への安打で出塁。こちらは無死1塁となりました。岩谷選手は昨年後半にひざの手術を受けた選手…もともと、走力で活躍する選手ではないため、代走があるかなと思っていたのですが、そのまま。

 

続く、加藤選手の初球、送りバントをファウル。なんとなく、あと2球で決められるか…不安な印象を持った初球のバントミス。2球目は一転エンドランに切り替え、これもファウル。加藤選手は2ストライクと追い込まれてしまいました。1球ボールで1ボール2ストライクとなったあとの4球目。再度エンドラン…この投球がアウトコースに遠い投球となり打者は空振り、スタートを切っていた走者も刺され三振ゲッツーの最悪の結果となってしまいました。

 

2死走者なしから、奥村選手が放った打球は左翼方向に強い当たりでしたが、正面でレフトライナー…1点届かず、埼玉アストライアの敗戦となりました。

 

 

明暗を分けた最終回の攻防…京都フローラは5番打者の捕手に翌日の先発投手を代走として投入したのに対して、埼玉アストライアは選手は代えず。京都フローラの前田選手は厳しい警戒の中で1球で送りバントを決めた。一方埼玉アストライアは、エンドランというよりリスクの高い戦術を取って成功させることができなかった。

 

いろいろな方法を使って走者を進めて、数少ないチャンスで得点を重ねる戦略性の高さが女子プロ野球の魅力。今日の試合では、たまたまそれが成功した京都フローラ、うまくいかなかった埼玉アストライアということでその結果がそのまま勝敗となりました。その面白さが最終回に凝縮された、面白い試合となりました。(う~ん、でもやっぱりアストライアに勝ってほしかったぞぉ…。残念!)