日曜日は池袋コミュニティカレッジのお料理教室でした。

今月のメニューは「薬膳きのこ鍋」。
高麗人参、キバナオウギ、当帰、甘草、ハリギリ、桑の木、陳皮、松の実、クコの実、蓮の実など、韓国の薬膳料理やお茶に使われる生薬や木の実と、



丸鶏を一緒にゆっくりと煮込みます。


煮ている間に、様々な野菜ときのこを準備。




スープを濾し、具として食べられるものは戻し入れます。



この日用意したきのこは、山伏茸、とき色ひら茸、ひら茸、柿の木茸、足長なめこ、タモギ茸。


野菜は小松菜、れんこん、山芋、百合根です。


まず、スープを味わったら、きのこを楽しみ、野菜を加えます。



鶏肉は手で裂いて、お鍋に加えてもいいですし、お塩をつけていただいても美味しいです。




むね肉は包丁で7~8mm厚さに切り、山クラゲ、せりと共に盛り付け、香味醤油だれをかけて。


「薬膳きのこ鍋」に合わせて、数日前から「白菜と柚子の水キムチ」を漬け込みました。
発酵に数日かかるので、水キムチはいつも発酵して食べ頃のものをお持ちしています。



くるりと巻いてあるのは、細ねぎです。切らずに塩漬けして、1本ずつ巻いて水キムチに加えます。具としてもいただきますが、ねぎを加えることで風味が良くなります。


お教室が終わってから、みんなでおしゃべりして、気がついたら3時間も経っていました!

こちらのお教室を始めて、もうすぐ9年。
1回目から来てくださっている方がたくさんいらっしゃって、この場所で多くの時間を過ごしてきました。1ヶ月に一度、みなさんと一緒にお料理を作り、たくさん食べて、旅行のこと、仕事のこと、家族のこと、そして悩みごとも。みなさんの1ヶ月間の出来事をお聞きして、笑ったり時には泣いたり...皆さんとの時間はかけがえのない大切なひとときです。

来月、11月は毎年恒例のキムチ作りです。



友人から採り立ての、丹波の生黒豆が届きました。



青からピンクへ、そして少しずつ黒へと色を変えます。
この季節のしか味わえない貴重なものです。



こうして時折、季節の便りを届けてくれる友人。
大切な心の友です。

会ってお話しするのを楽しみにしていますね。
いつもありがとう。
上賀茂神社で執り行われた第42回式年遷宮へ向けた、宮本亜門さん作、演出の奉納劇「降臨」を観劇させていただきました。


京都最古の神社で、世界遺産でもある上賀茂神社に伝わる「山城国風土記」を基に、創作された物語。
境内に舞台と客席が設けられ、4回だけ上演される特別な舞台です。

まず、上賀茂神社の田中安比呂宮司さまと宮本亜門さんとトークショーがあり、亜門さんのユーモアも感じられて、お二人のお話に引きこまれました。宮司さまが松尾芭蕉の言葉として伝えられている「不易流行」についてお話くださいました。物事のやり方や方法は時代と共に変われど、本質、根本は絶対に変えてはならないという思想。

変化と不変。
揺るぎない不変があり、時代によって必要な変化と共に、その時代の文化が形成されるのです。
それは、料理についても言えること。


上演前、観客も一緒にお祓い受け、本殿に拝礼をさせていただき、神聖で厳粛な気持ちで奉納劇が始まりました。

空には星月が煌めき、川を流れる水の音、清らかな空気の中、語り部である小雪さんの声に導かれるように物語が進み、舞と音楽、プロジェクションマッピングを取り入れた、幻想的で現代的な世界。

連綿と受け継がれ、大切に守られてきた神事。一人一人が後世に継承する担い手なのだと、神々しい境内の空気の中で改めて感じました。

子を思う母の愛、神への信仰が描かれた物語。宮本亜門さんの演出は生き生きとして、まるで目の前で、今本当に起こっているような錯覚さえ覚えました。
目を閉じると残像が浮かび、また物語の中へ引き戻されそうになります。

素晴らしい時間でした。