子熊日記 -219ページ目

ひとりぼっちのビートバンド 2nd

駅前のざわめき
猫背の僕が歩いてく
明る過ぎるネオンに見ていた
ちっぽけなHometown
偏差値が高いだけの
馬鹿になりたくなかったそうさ 今も変わらない
変えられやしない
始発を待とうか
それとも西口へ歩こうか
尖って生きたいよ
僕はひとりぼっちのビートバンド

初雪が落ちてきた
もうこの街に名前は無いさ
ほら足を滑らせて
はしゃぐシド&ナンシー
寂しがり屋のカウボーイ
クールなプリンセス
踊り疲れたキュートなゲリラ達

始発を待とうか それとも西口へ歩こうか
この街で揺れてる
僕はひとりぼっちのビートバンド
始発を待とうか
それとも西口へ歩こうか
尖って生きたいよ
僕はひとりぼっちのビートバンド

ひとりぼっちのビートバンド

シャッターの降りたデパートの前で僕は
安いギターを抱いて原発の歌を歌ってる
白い息を凍らせて通り過ぎる人の群れ
水彩画のように滲んでくテールランプ
大学へ戻る気なんてさらさらないけれど
いつまでも彼女の部屋に居られるわけもなく
やり残した事ばかり
やり残したままだから
そうさ いつも終電に乗れやしなかった
始発を待とうか
それとも西口へ歩こうか
この街で揺れてる
僕はひとりぼっちのビートバンド

真夜中の向こう側

街を出る誰もが渡った橋まで

僕たちは歩いた 踊り疲れた週末

柔らかな月明かり 缶ビール手渡して

君のこと連れ出せない 自分を弁護したのさ

In the night 夜だけが僕らの

Through the night 未来さ

In The night だけどいつも

朝が来れば 僕は色褪せる

すべりこむ夕暮れに少しだけホッとして

この街で待ってる 碧く輝く暗闇

年月が僕たちのハードルを倒すたび

清らかに笑えない 世界を嫌悪したのさ

In the night 夜だけが僕らの

Through the night 真実

In the night だけどいつも

朝が来れば 君は消えてゆく

目覚めとともに忘れてしまう 深い夢のようさ

僕の手をとり 疲れた寝顔のBaby 君だけを守り続けたい

君と出逢ったカフェ

君を押し込んだタクシー

甘くて痛いキス

全て夜だった

夏の観覧車で

雨の駐車場で

映画館のロビー

いつも夜だった

あの丘に登って しなやかな風たち

ラジオから トム・ウェイツ

君を抱いた夜

諦めちゃだめだって 誓いをたてたのも

約束をしたのも

全て夜だった

全て夜だった 自由でいられた

そこは夜だった

だけど夜だった

In the night we can runaway

Through the night to my promised Land