[GC 2006#90]「Halo 2」PC版がマルチプレイヤーモード対応で | rmt-wmのブログ

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 緑溢れるMicrosoftブースの一角に,囲われるようにあった18歳未満入場禁止の特別ブース(Games for Windowsブース)で,が展示されていた。これは,2台のマシンがLANで接続されており,参加者が自由にデスマッチを楽しめるというデモになっていた。 第1作に当たる(邦題 マイクロソフト ヘイロー コンバット エボルヴ)は,もともと1998年くらいからPC用に開発されていたFPS(第一人称カメラ視点型シューティング)ゲームだったが,Xboxのローンチタイトルとして選ばれて2001年11月にリリース。FPSをコンシューマゲーム機市場に浸透させるとともに,Xboxの“キラータイトル”としての名を欲しいままにし,全世界で600万本という大ヒットになっている。 そして新しいゲームエンジンで開発された「Halo 2」も,Xbox用タイトルとして2004年11月にリリースされて以来,740万本を発売したというモンスター作品へとのし上がった。 Xbox版がリリースされる前後から,Halo 2のPC版がいずれリリースされることは周知のことだったが,今度はそのHalo 2 for PCが“Windows Vista”のローンチタイトルに選ばれることで,さらにリリースが持ち越されて現在に至っている。Windows Vistaが2007年初頭にリリースされるとすると,rmt,Halo 2 for PCは2年以上も先送りされた,文字どおりの“お下がり”となってしまったわけだ。  さて,発売の延期から,PCゲーマーの中には「さらに改良されて市場に投入される」と期待する向きもあったが,今回GC 2006で出展されていたβ版をプレイする限り,その可能性はかなり低そうだと言わざるを得ない。 プレイできたマップや基本的な操作感から言って,Halo 2 for PCは,ほぼ完全なXbox版からの移植であるのは間違いなさそうだ。しかも,我々取材チームを含めて,デモを触った多くの人が感じたことだろうが,ハイエンドのシステムで展示であったにもかかわらず,キャラクターのリアクションははなはだしく鈍いものだった。 ドイツでのHalo 2の人気を詳しく知らないが,ここまでしてHalo 2 for PCの実態を晒す必要があったのかは,正直疑問だ。せめて,現段階でのDirectX 10のグラフィックスに対応させるか,それをエミュレートしたものをムービーで流すくらいにすべきではなかったかと思う。 確かに,キャラクターモデルや地形は高解像度に対応したのか精密になっているようにも見え,あの重さはこの解像度に起因していたとも考えられる,FF14 RMT。しかし,すでにリリースから2年も経っているソフトを,そもそもWindows Vista並びにDirectX 10のローンチタイトルとして待機させていることに,十分な意義を見出せないのだ。先のE3では「Halo 3」の発表があっただけに,PCゲーマーとしてはしらけてしまうのは仕方ないことだろう。 PCゲーム市場のテコ入れには不可欠なDirectX 10だけに,その大元であるMicrosoftにはしっかりとしたプランを立ててもらわなければ,我々ゲーマーはその扱いにも困ってしまうのが本音なのである。(ライター:奥谷海人) ※画面写真はGC 2004のときのものです ■開発元:■発売元:■発売日:2007/06/21■価格:7140円(税込)→公式サイトは(C)2007 Microsoft Corporation. All rights reserved.
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