? って。 : ああ,なるほど。 原田氏: 今,「別にいいんじゃない?」って思ったでしょ? : ……はい。 原田氏: これがですね,実際にやってみるとすごい違和感なんですよ!(笑)。例えばリリが浮かせて交代して,そのままリリが出てくると……あれ? って(笑)。あとは,4キャラクター全員がリリだったりすると,もう何が起きているか分からないという(笑)。 : 確かにそういう状況になるかもしれませんね。 原田氏: たくさんの人にテストプレイしてもらったんですけど,みんな「これはなぜだか全然面白くない……」って。それじゃあってことで,ひとまず1対1を実装したんです。これは今までの鉄拳だから,当然面白い。 : そもそも,どのキャラクターもソロ対戦だった鉄拳6BRより,できることが増えてますもんね。 原田氏: それで,1対1は実装することになった。だけどよく考えてみたら,タッグを遊びたい人とソロで遊びたい人同士が遊ぶとしたらどうなるの? これじゃあ2対1になっちゃうぞ,と。 : 初めて聞いたときは,「大丈夫なんだろうか」って思いましたし。 原田氏: かなりおかしなことになるだろうとは思いつつも,調整して20人ぐらいにやらせてみたら,意外なことに5分くらいでみんな「面白い!」と言い出したんですよ。しかも,人によっては“タッグを相手にソロで戦う”のが一番面白いって言い始めたりするくらいで。僕もそうなんですけど。 : なるほど。 原田氏: 続けていくとさらに面白い現象が起こって。タッグ同士で対戦して負けた人が,なんとソロになるんですよ(笑)。 : 自分の一番自信のあるキャラクターで戦いたい,ってなるわけですね。 原田氏: そうそう。そこでまた勝ったり,負けてタッグに戻ったりなんかして,モード選択を含めた試行錯誤をするようになるんです。 : 考え方の幅が広がっているから,ですか。 原田氏: 実はユーザーテストも実施したんですけど,これがまた面白いように意見が割れたんですよ。例えばソロが有利だっていう人は,「こっちは攻撃力が高いし,交代するリスクがない」と言う。逆にタッグが有利じゃんって人は,「壁に追い詰められてもタッグクラッシュ(特定の状況で可能な,緊急回避/交代動作)で逃げられるし,控えのキャラは安全に体力回復できるし,DQ10 RMT,タッグコンボがあるから相手の回復可能ゲージを削れるし,arado rmt,タッグアサルトもあるんでダメージ効率も壁への運び能力も上だから,交代さえ上手くできれば負けない」って意見を持っている
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