エコブーストLED照明制御による高効率植物生産システム
●写真:授賞式の様子(神奈川県より提供)
先日ご案内した通り、株式会社キーストーンテクノロジーは、
「第40回 神奈川工業技術開発大賞」において 奨励賞 を受賞しました。
本賞は、県内企業による優れた技術開発を表彰するもので、
当社が開発した RGB 独立調光による植物生産システム が
生産効率の向上と省エネルギー性の両立を実現した点を高く評価されました。
開発の背景
従来の人工光栽培では、白色LEDや蛍光灯を用いた照射が一般的でした。
しかし、光の波長によって光合成への寄与や熱ダメージが異なるため、
白色光を当て続ける方式では以下の課題がありました。
- 植物が十分に光を活用できず、成長機会を損失する
- 不要な波長を含むため、余分な電力消費が発生する
- 長時間照射により、植物が光合成を自ら抑制する「昼寝現象」が起きる
こうした課題を解決するため、当社は光の制御そのものを見直し、
植物の生理応答に合わせた照射技術の開発に取り組みました。
技術のポイント
当社が開発した「エコブーストLED照明制御システム」は、
赤(R)・緑(G)・青(B)のLEDを独立して調光できる独自システム です。
主な特徴
- RGB 独立調光により、光の色と強度を時間ごとに最適化
- 植物の生理応答を解析し、昼寝現象を抑制する照射パターンを開発
- 一般的な人工光栽培と比較し、
収穫量 最大1.9倍、消費電力 25%削減 を実現 - 既存設備にも導入可能で、植物工場の省エネ化に貢献
社会への貢献
本技術は、人工光植物工場において
生産効率を損なうことなく電力使用量を大幅に削減 できる点が評価されています。
- 都市部の遊休空間を活用した新しい食料生産モデルの実現
- 輸送に伴う CO₂ 排出量の削減
- 持続可能な農業・食料供給への貢献
環境負荷を抑えながら安定生産を可能にする技術として、
今後の普及が期待されています。
審査員からの評価
審査では以下の点が高く評価されました。
- 植物の光合成抑制(昼寝現象)に着目した生理応答解析
- RGB 独立調光による光波長組成と照射時間の最適制御
- 大幅な収量増加と電力削減の両立
- 既設設備への導入可能性と市場拡大への寄与
「人工光植物工場の生産効率を革新的に向上させる技術であり、市場の発展に大きく貢献することが期待される」
という暖かい言葉もいただきました!
●写真:各賞トロフィーの写真
●写真:授賞式の様子(神奈川県より提供)
受賞した皆様、おめでとうございます!
あと、めったに入れない神奈川県庁内をチラホラ|д゚)






