この記事は、Ledger Liveに接続されたLedgerデバイスでPolkadot (DOT) アカウントを設定する際に役立ちます。
「Txnバージョンがサポートされていません」というエラー
「Something went wrong. Please reconnect your device. Txn version not supported」エラーは、Ledgerデバイス上の Polkadot (DOT) アプリが現在古いバージョンであることを示します。このエラーにより、DOTコインの送付/ステーキング/ノミネーション（指名）/ボンド、または新しいPolkadot (DOT) アカウントの追加ができなくなります。
この問題を解決するには、Ledgerデバイスを「MyLedger」セクションに接続し、Ledger Liveをスピンして、Polkadot (DOT) アプリを最新バージョンに更新してください。
クラウドローンに関する重要なお知らせ
- 2021年11月5日に、Polkadotネットワーク上でクラウドローンが開始されました。第一期のスロットのオークションは2021年11月11日に開始しました。詳細はこちら
- Ledgerデバイスを使ってクラウドローンに参加することはできません。
- 現在、クラウドローンに参加するためのモジュールは、KusamaアプリおよびPolkadot Ledgerアプリではサポートされていません。Ledgerデバイスでクラウドローンに参加しようとすると、「not supported」というエラーメッセージが表示されます。詳細はこちら
事前準備
- 最新版のLedger Liveを このリンク からダウンロードしてインストールする
1. Ledger Live Windows 10/11
2. Ledger Live MAC OS
3.Ledger Live Android Mobile - Ledger Liveを開き、LedgerデバイスをMy Ledgerに接続し、Ledgerデバイスが最新のファームウェアバージョンを実行していることを確認してください。
- Ledger Nano S / Nano S Plus / Nano Xの ファームウェアをアップデートする。
Ledgerデバイスに、Polkadot (DOT)アプリをインストールする。
Ledger Nano XまたはNano S Plusユーザーの場合
- Ledger Liveを開き、My Ledgerタブに移動する。
- Ledgerデバイスを接続してロックを解除する。
- 必要に応じて、デバイスでMy Ledgerを許可する。
- アプリカタログでPolkadotアプリを検索する。
- アプリのインストールボタンをクリックする。
しばらくすると、Ledger Liveに「インストール済み」という単語が表示され、インストールが成功したことが確認されます。
Polkadotアプリは、Polkadotコミュニティによって開発・サポートされています。
Ledger Nano Sユーザーの場合
Ledger Nano Sには、2つのバージョンのPolkadotアプリが用意されています。
Polkadotアプリは、Polkadotコミュニティによって開発・サポートされています。
- Polkadot (DOT)：Polkadotアプリでは、DOTの送付と受け取り、DOTのボンドとボンド解除、およびバリデーターのノミネートが行えます。このアプリは、Ledger LiveのすべてのPolkadot機能と、報酬の獲得、保留中の報酬の追跡、報酬の受取アドレスの変更など、Polkadot.jsの最も一般的な機能をサポートしています。2021年4月7日時点で、Polkadotアプリのサイズは46Kbですが、変更される可能性があります。このアプリの制限により発生する可能性のあるエラーの一覧はこちらです。
- Polkadot XL (DOT)：Polkadot XLは上級者ユーザー向けのアプリです。Ledger LiveのPolkadot機能に加えて、このアプリは、投票、賞金プログラム、バリデータ設定など、Polkadot.jsの高度な機能もサポートしています。2021年4月7日時点で、Polkadotのアプリサイズは144Kbですが、変更される可能性があります。
以下の手順に従って、ニーズに合ったPolkadotアプリをインストールしてください。
Polkadot (DOT) Polkadot XL (DOT)
- Ledger Liveを開き、My Ledgerタブに移動する。
- Ledgerデバイスを接続してロックを解除する。
- 必要に応じて、My Ledgerによるデバイスへのアクセスを許可する。
- アプリカタログでPolkadotを検索する。
- アプリのインストールボタンをクリックする。
- デバイスにLoading please wait...と表示される。
- Ledger Liveにインストール済みと表示される。
Ledger LiveでPolkadot (DOT)アカウントを作成する
- Ledger Liveを開き「アカウント」タブに移動する。
- 「アカウントを追加」 ボタンをクリックする。
- 入力するか、ドロップダウンリストをクリックして、Polkadotを選択する。「続行」 をクリックする。
- デバイスを接続してロックを解除する。デバイス上でPolkadotアプリを開く。
Ledger Liveは、ブロックチェーンの中で既存のアカウントを探します。完了した順に、1つずつ表示されます。 - アカウント の手順では、さまざまなセクションが表示されます。
- 既存のアカウントを追加セクションで、追加したい既存のアカウントを選択する。
- 新しいアカウントを追加 セクションで、チェックマークを付けて新しいアカウントを追加する。
- すでにポートフォリオにあるアカウントセクションでは、すでにポートフォリオに登録されていて、追加できないアカウントの一覧が表示されます。
- アカウントを追加をクリックする。
これで、ポートフォリオにPolkadotアカウントが追加されました。
Polkadot.jsからPolkadotアカウントをインポートする
Ledger Liveでは、m/44'/354'/account'/0'/0'という派生パスを使用しています。これは、現在Ledger Liveが、Polkadot.jsからAddress index 0というアドレスのインデックスを持つアカウントのみを検出することを意味します。
ギャップリミットを超えたアカウントで受信したトランザクションは検出されませんので、ご注意ください。Ledger Liveは、最後に使用されたアドレスから11個のアカウントをスキャンします。
DOTを送る/受け取る
DOTの送付、受け取りができるようになりました。Polkadotプロトコルの規定により、Polkadotアカウントには最低でも1DOT以上の残高が必要です。アカウントを有効化するため、1DOT以上を新しいアカウントに送ってください。
Ledger Liveでトークンを送る/受け取る方法については、次の記事を参照してください。
Polkadotアカウントに一部のトランザクションが表示されない場合
Polkadot (DOT)のトランザクションの一部がLedger Liveのトランザクション履歴に表示されない場合は、同期の問題が原因である可能性があります。この問題を解決するには、Ledger Liveのキャッシュを削除してください。問題が解決しない場合は、subscan.ioなどのブロックエクスプローラーでトランザクションを相互検証してください。subscan.ioでトランザクションと残高が正確に表示される場合は、取引タイプがLedger Liveによって検出されず、履歴から除外される可能性があります。Ledger Live は、「Transfer_allow_death」や「Batch_all」などの特定のトランザクションタイプを検出できないことに注意してください。
これらのトランザクションを表示するには、subscan.ioを使用するか、Ledgerをpolkadot.jsなどのサードパーティのウォレットに接続する必要があります。
Polkadotの手数料
Polkadotのトランザクションを行う際には、Polkadotプロトコルによってネットワーク手数料が計算されます。2023 年 12 月の時点で、単純な DOT 転送のコストは約 0.024 DOT です。
なおPolkadotでは、ネットワーク手数料を多く支払うことでトランザクションを高速化することはできません。
Ledger LiveでPolkadot (DOT) をステーキング
Ledger Liveのスワップ機能を使用すると、Polkadot（DOT）コインを、Bitcoin、Ethereum（ETH）、Solana（SOL）、USDT Tether、XRP、Dogecoin（DOGE）などを含む他の暗号資産と安全にスワップできます。 2023年12月の時点で、Polkadot (DOT) コインとのスワップ取引を開始するには、少なくとも9.66 DOT が必要です。