少し前、GWに子ども2とこども3で見に行くことになりチケットをゲット。

 どうせ見るなら大画面でと日比谷までおでかけ。

 

 約10年ぶりの日比谷界隈で、完全にお上りさん状態。

 シャンテ・シネ以外、全く見慣れぬ風景に変わっており、なんだかでっかい建物(日比谷ミッドタウンとゐふらしい)があるけど何が建っていたっけ、てか、映画館はどこ?としばし徘徊。

 

 でっかい建物(だからミッドタウン)の3階だか4階の、これまたでっかい映画館にたどり着き、特典のポスターをもらって無事に着席。

 期待していた「コスプレして騒ぐファン」は皆無で少しがっかり。

 

 あれ、字幕がなおっている、「ローカル」とか「ボランティア軍」になってない、あ、でも字幕はあの人のままだ、はて?と思いつつ、子どもたちに感想を聞くと「面白かった!」「ええ、2時間超えているの!全然気がつかなかった!」と。

 

 オンタイムでは結婚前の妻と見に行ったのですが、当時、エピソード1、すごく叩かれていました。

 今や傑作扱いで隔世の感です。

 あの頃は「子供には難しすぎる」「長すぎる」「ジャージャー・ビンクスがわずらわしい」と批判の嵐だった。

 あとデザイン問題(別名:ダグ・チャン問題)に「ミディ・クロリアン」問題。

 それからユアン・マクレガーも「誰もいないグリーンスクリーンの前で演技なんてできるか!」と文句を言って物議をかもしていました(当時は珍しい撮影法だったけど今や普通。さすが技術革新者ジョージ・ルーカス)

 

 難解さは使われる言葉や概念ですね。当時よりましになったヒアリング能力で気づいたのは二回出てきた(グンガンの国(?)でのオビ=ワンの台詞とクワイ=ガン・ジンがミディ・クロリアンのことを説明する時)”symbiotic”という単語。これは(アメリカの)子供には分からんだろお。邦訳だと確か「共同体」と「共存(?)」で、これだとなんとなく分かります。てか、漢字って凄い。

 

 子供達に説明すると「ええ?そうだったの?」「ジャージャー好きだけど」「それより、アナキンがお母さんと別れるとき、少し泣いちゃった」そうです。

 素直でよろしい。

 

 

 今回、改めて観てみたら、千年間、誰も見たことも戦ったこともないシスと、突然出会って互角に戦うクワイ=ガン・ジンはやっぱり強いんだなあとか(当時は、なんで押され気味なんだよ、弱いのか?と思ってた)、だんだん後退しながら狭い通路に誘導して実は2対1の不利を帳消しにしているダース・モールの賢さ(当時は、いきなりやられて少しは考えろよと思っていた)に気がつきました。

 音楽といい、効果音といい、空間を広く見せる感じといい、やっぱりいい。

 

 

 帰りに電車に乗るとき、当時のポスターをスマホで見せると、二人とも興奮気味。

 かっこいい!と。

 

 数年後にエピソード2をやることになったら、また行こう!サイズミック・チャージのあの音は、映画館じゃないと絶対にわかんないから・・と力説して帰りました。

 

 こういう話を親子でできるようになって、お父さんは本当に嬉しいよ(涙)

 

 

 

「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」 2023年5月限定公開