大学の図書館である本を探していて、ついでに見つけ、参考になった本。
ドイツ語ではなく英語なので読みやすいし、著者たちは概ねドイツ人なので、二次資料として大変に貴重。
いったん借りたのはいいものの、書き込みをしながら読みたいので、古本でもいいから手元に欲しいとやはり購入。
本日、職場に届き、さっそく読もうとして驚いた。
扉にこの本の前の持ち主のお名前があった。
確かに「東大哲学科 宇野昌人」と書かれている。
ヤスパースはメンタルヘルス界隈では古臭いもの扱いで、かつ一見内容が堅苦しいので専門にしている人は、以前から少ない。
宇野先生はある講座シリーズ本で、ヤスパースについて執筆担当なさるくらいの方。
時期的にこの宇野先生で間違いない。
あるページ。
こまかく書きこみなさっている。
ヤスパース専門の大先輩から、本書を託していただいたようで、本当に身が引き締まる思い。
しっかり勉強しようと思う。