誰しも癒したい傷のひとつやふたつあるだろう

似たような傷を持つ癒してくれそうな人やモノに
救いを求めることもあるだろう

多くの人は
「抜け出したい」「変わりたい」と思考するだろう

「変われない」と嘆く人と
「変わる」人の違いはなんでしょう?









「変われない」人は
思考では「変わりたい」と切望しながら


絶対に認めないし、自覚もないけれど
悲劇のヒロインで居続けては
他人の気を引きたい構ってちゃん


だって、わたしこんなに大変だもん
だって、わたしこんなにかわいそうなんだもん
だから、あなたの痛みもわかるのよ
あなたを傷つけるモノたちとはわたしは違うわ
ねぇ、一緒に(苦しさを)分かち合いましょう


生温く、傷の舐め合いをしては
他人を監視し、ジャッジしては
勝手にマウンティングし、マウンティングされ
勝手に裏切られ、勝手に傷つく

他人ばかり見て
自分自身とすら「本心」との距離感が取れず
他人に対して自分の正当性をぶち込み自爆する

痛い核心を突かれそうになると
同じニオイのするところを探して渡り歩く
互いに依存し、依存させて抜けられない










「変わる人」は
「変わりたい」という思考よりも行動する

他人と比べず、意味のない自分責めもしない
インナーチャイルドがどうとか
過去生がどうとか
ホロスコープが、チャクラがとか
古代の叡智をコンパスに使うことはあっても
言い訳に使うことはない


過去が、資質がどうであれ
今できることは何か、どうすればできるのか
他人を「観察」し、必要なモノを吸収する

馴れ合いも傷の舐め合いもない

くだらないウワサ話に時間を潰さない
自分の悪口をパトロールするほど暇じゃない

判断基準を他人に委ねない
責任を他人になすりつけない

みているものは自身の「在り方」だけ
他人はどうであろうと関係ない

結果気づいたら変わっている
「言われてみれば、そうだったわね」と







わたし自身も「変わらない人」で生きてきて
じーっと、じーっと何年も人間観察し続けて
気づいた学び

どちらも好きに選べる
ならばわたしは後者を選ぶ


べったりと傷の舐め合いをする関係に
心地よさは感じない


コツコツと個を磨き必要なときに集まる
それぞれのステージへ向かい物理的な別れがあっても
魂が共存共栄できる関係が好みである