先週末の3連休に行ってきましたー、スペインはバルセロナ!
大仏が昔から一番見たがっていたサグラダ・ファミリアを見るため。
今回の旅行は前々から非常に楽しみにしていた一方、それを凌ぐ恐怖と不安感でいっぱいでもあった。
なぜなら、バルセロナは世界的に有名なスリの巣くつだから

!
実際、私の父が夫婦でのバルセロナ旅行中に、同日の午前と午後で2度もスリに遭ったのだ!午前はなんとか切り抜けたものの、午後に財布をとられてしまい、それ以降悲しいのと恐ろしいのとで、ホテルから出られず、なんとも悲しいスペイン旅行になってしまった。
フランスに来てからずっとスペインに行きたい気持ちはあったが、私もスリが怖くてなんとなく後回しになっていた。
しかし、いつまでも行かないでどうする!?虎穴に入らずんば虎子を得ずじゃー!と気持ちを奮い立たせ、スペイン旅行を決心した。
普段は海外旅行であっても前日の夜くらいから、のそのそと支度を始める私。
でも今回は数日前から、スリとの対峙を何度も脳内シミュレーションし、持っていくスーツケース、バッグ、所持品を厳選した。睡眠を一番重視している私だが、極力荷物を減らすために、泣く泣く、エアー枕まで手放した(たかが2時間のフライトだが)
要するに、これまで旅行してきた中で、一番入念に前準備をしたのである。
バルセロナの空港に着いてからは、周りにいる全ての人がスリだと想定し、全ての神経を尖らせ続けた。もちろん子供たりとて容赦しない。かわいく見えても、みーんな私の財布を狙っているんだ!!周りから見たら、私がスリじゃないか?と疑われるほど、ジロジロと人の動きを追いかけ、そのギラギラした目つきはハンターそのもの。あんなに目力を使ったの初めて。
地下鉄に乗るときなんて、警戒態勢を最高レベルまで上げ、肩からかけていたバッグは服の中に入れ、お腹を抱えながら移動した。妊婦にでも見られてたら幸いだが、たぶんバッグを服の中に入れている変なアジア人としか見られていなかっただろう。数いる旅行者の中でも、服の中にバッグを入れている旅行者は私だけだった。でも、そんなの関係ねえ!
移動時も、不審な人がいないか前後を確かめ、いたら横によけ、いなくなるのを待つというのを繰り返した。
超神経を使ったせいで、1日目の夕方から頭痛に見舞われ、夜の8時には頭痛薬を飲んでホテルで寝た。折角の楽しい旅行なのに、なんてこった。2日目からはもう少し目力を抑えることにした。
旅行2日目。ついにスリに遭ってしまった。
でも被害者は私たちではない。別の知らないヨーロッパ人のおばあさん。
いつも通り、地下鉄から降りる際、バッグを抱えながら、注意深く、人の動きを見ていたのだが、怪しい男三人組を発見した。身なりはちゃんとしているのだが、なにかがおかしい気がする。
大仏に、「こいつら絶対怪しいよ」と言いながら、そいつらの後ろに回り、階段をのぼっていった。
階段をのぼっている間、やっぱり動きがおかしい気がしたので、横から覗き見ると、なんとスリ真っ最中ではないか!!!
二人が後ろの人(つまり私たち)の視線をブロックし、一人は自分の腕をスカーフのようなもので隠しながら、前のおばあさんのバッグのチャックを開けているところだったのだ。
私はどうしようかどうしようかと迷った挙句、その時出しうる限りの声で「おばあさん!!!」と叫んだ。私が何を言っているかは通じていないだろうが、大声を出したことで異変に気付いて欲しかったのだ。
結局、最後に財布をとったかどうかは分からなかったが、犯人たちが動揺したのは間違いない。階段を上がったところでおばあさんに「財布を確認して」、と言いたかったが、犯人の一人が私の顔をマジマジと見ながら逃げて行ったので、私たちもこわくなって犯人と反対方向に逃げた。
大仏曰く、階段の上から見張り番が一人いたのと、私たちの後ろにも一人見張りがいたと言っていた。囲まれていたら危なかったなとも思いながら、そんな大勢で年寄り相手に何スリなんてやってんだ、馬鹿野郎!と怒りがこみあげた。
ちなみに、今後行く人のために、そのスリの現場は3番線のPasseig de Gracia。地下鉄の乗り換えで人がごった返していた駅でした。
で、お次はスリ未遂。
2日目の夜に、ホテルに帰る道すがら、私たちも危ない目にあった。
泊まっていたホテルはサンツ駅というバルセロナで最も主要なターミナル駅付近にあったのだが、賑わっていない方の地下鉄出口から出てしまい、人通りの少ない通りを歩いているときに、怪しい若者二人組に出くわした。
例のごとく、私は360度注意深く見ながら歩いていたのだが、遠くの後ろの方で何か相談するように話していた二人組が私たちに近づいたときには、私たちを挟んだ前と後ろの二手に分かれていた。
それに気付いてすぐに、「大仏、こいつら絶対にあやしい!」と言って、バッグを抱え込み、横によけて立ち止まった。後ろにいた若者が、そのまま私たちを歩いて抜かしていったが、しばらくしてその二人組は諦めたように再び合流して、元来た道を引き返していった。
たぶん、のほほんと歩いていたら、ひったくりの被害に遭っていたのだと思う。本当に油断できないわ!!!
私たちが遭遇したスリ(未遂含め)は以上!
スリに勝ったぜよ、父ちゃん!!!
私はスリに対して、恐怖というより怒りの方が勝っていたが、大仏はスリを目撃したショックで終始凹んでいた。次の旅のために、防犯ブザーを買いにいこう、とまで言っている。
おい待て、大仏!
防犯ブザーを買う前に、まずは大きな声でさけべ!
かよわい女子供じゃあるめーし!
スリ話だけで長くなってしまったので、バルセロナでの感銘話は次回へ続く!