16年 | Le Ciel YUKARI'S BEAUTY CHARGE

Le Ciel YUKARI'S BEAUTY CHARGE

美容家として活動を行いながら、女性経営者としてインフルエンサーマーケティングのPR会社の社長を務める。美容誌の執筆や、コスメプロデュースなど活動分野は多岐に渡る。
and GIRL,美人百花 etc読者モデル

今日で阪神大震災から16年


早いとも長かったとも感じないというのが正直な感想です。

しかし、震災の年に生まれた子が高校生と聞くと時がたったことを実感します。


16年前の1月17日

私の実家は神戸市東灘区にありました。


地震発生の5時46分

いつも6時に起きていた私はまだ就寝中・・・


母の「地震よ!!!」という叫び声に目を開けた瞬間

ズドーンと桐ダンスが倒れてきて下敷きに・・・


真っ暗闇のため何も見えず何もわからず…

そして胸を圧迫されたため、声もでず、呼吸もわずかしかできませんでした。


母の捜す声に応えようにも、声が出せないので、頭の中で意識が薄れていくのを感じていた時、

暗闇に目が慣れた母が必死でタンスを押し上げ、わずかにできた隙間から抜け出ました。


この時、まだ何が起こったのか理解できず、とりあえず日常の癖で階段を降りようとした時


すでに階段が無かったようで(暗くて見えなかったのですが…)1段目からずぼっと足がはまり、、、

慌てて、母とベランダをあけるとそこに広がっていたのは2階建てだったはずの景色ではなく、、、

中2階のような高さの景色と崩れ落ちた我が家の瓦礫が広がっていました。


近所でもたくさんの方が亡くなり、多くのけが人の方が出ました。

今も私の部屋にあった目覚まし時計は地震直後の5時47分をさしたまま止まっています。


救助がこない状況下で、大人の男性が協力しあいながら瓦礫の中から埋もれている方を救い出していたり

私たちは避難所へ食料をもらいにいっては近所の人に配ったり

多くの方の協力で過ごした日々。


2度と経験したくはない出来事ではありますが、奇跡的に助かった命だからこそ、あの時から大切に生きていこうと決めています。


それまで「命」ということを真剣に考えたことも無く


毎日学校に行って、休日の予定を考えて。。。

生まれ育った家でいつか大学に行って、就職をして。。。と漠然と考えていました

それがたった一瞬にして跡形も無く消えてしまった瞬間



あの震災以来、自分にできること、夢を叶えるための努力をおしまないことを常に胸においています。


自然災害はいつ何どき、起こるかわかりません

災害をふせぐ日ごろの心掛けと、毎日を大切にすることの重要性を考える日としてこれからも1月17日を過ごしていきたいと思います。