抜糸以来、丸5日、装具も可動式に切り替わり、腕が伸びてきました。
が!伸びたのはいいが、曲がらない。
元の装具に肘を曲げて収められなくなってしまい、不安です。
とはいえ、曲がり角は15度位になったようです。
リハビリの間隔が短いのも不安ですが、
同じ骨折・手術を経験された方々は週2・3回リハビリっていうのが多いが、私は週1回。。
で、今日、リハビリしました。骨折は1箇所だけでも相当固くなるのに、私の場合3箇所。とても固くなるようです。
とにかくどんどん使えと言われましたが、痛いし、痛い以前に曲がらないです。
今日の時点で20度・80度なので、8日後のリハビリまでに90度を目指します。
その後は1週間に5~10度くらい可動域を広げていく予定。
3ヶ月でまあ大体元通りになるのかしら?ああ~、早くまた飛びたいなあ。
退院後はとにかく元気で、痛みもなく、既に土曜日には友達と焼肉を食べに出かける程。
夜も良く眠れて、うーん、楽勝♪などと思うほどでしたが、
手術後一週間位でどんどん腕がだるくなり、
薬が切れかけるとびりびりっと痛みが走るのと、
それが収まると体内の異物感と鈍痛が始まりました。
腕のだるさと不眠は5日間くらい続いて、これが一番つらかったかな。
手術後12日で仕事もスタート。16日目で抜糸。
抜糸は、痛くない箇所は痛くないのですが、肘頭は相当痛かったです。
痛くてぶるぶる腕が震えていたら先生に哀れまれてしまいました。
で、この日がリハビリ初日です。
2週間の固定で左肘は不思議な位に動かなくなっています。びくともしないです。
角度で言うと5度くらい曲がります。
担当の先生が「最近の麻酔は醒めもいいでしょー?」と話しかけてくれる声、
担架で病室に運ばれる感覚。ひたすら最悪の二日酔いのような気持ち悪さ。
なんですが、担架からベッドに移された記憶とかが全くないのです。
気づいてみるとベッドでぼんやり、うー、気持ち悪い、と思い続けていました。
吐き気に襲われ、手元のタオルに嘔吐。
二日酔いと違い、綺麗な透明で無臭の水的なものが吐き出されるのみでした。
吐くとだいぶ楽になり、眠りに落ちました。
目が覚めるとすっきり、痛みもない状態。また寝たり目覚めたり。
「痛くなったら麻酔します。」と看護婦さん。
痛くない♪などと思っていると、徐々に左肘が内側から押される感じになってきたので
看護婦さんに「5中2の痛さです。」と報告。何もしてくれません。
少しづつ圧迫感が増してきているものの、痛いほどではなかったので油断していると、
突然電気が走るような痛みがビリビリっと走る!
麻酔が切れて痛みを感じる臨界点を超えるのは一瞬なんですね。
かつて体験したことのない痛みに「痛い!痛い!」と叫んでいると、
まず座薬を入れられましたが、全く効かず。
散々苦しんだ後に点滴の麻酔をいれてもらえました。
点滴の麻酔は入れた途端に効きだし、あっという間に痛みがおさまり、眠りに落ちました。
っていうか、もっと早く点滴の麻酔してよ!!
今回学んだのは、早め早めに痛さを大げさにアピール。
何でも自分から率先して要求する大切さです。。
次に目覚めたのは翌朝の起床時間でした。
幸い傷みは消えていて、それ以降は痛み止めを服用し続けるだけで痛みはなかったです。
尿管も取られて、食事も普通。
金曜の昼まで抗生剤を点滴で投与してもらい、簡易ギプスを作ってもらって金曜日の午後に退院しました。
水曜の手術にむけて、採血、絶食、浣腸、点滴を行いました。
点滴は手術用の極太点滴で、静脈も細かったらしく、
10回ほどもぶっ刺しては失敗の繰り返しで、血がだらりと滴るほど。
そして痛い!
ちなみにその病院は採血も痛い。「注射痛い病院」です。
(他の病院でも何度も採血してますが、ここの病院はダントツの痛さです。)
予想以上の苦行に心が萎えましたが、手術前の夜もぐっすり眠れました。
手術当日もあまり実感がなく、
「全身麻酔って本当に効くのかなあ。痛かったら嫌だなあ。」と思いつつ、
手術室に歩いて入室。
いよいよ緊張してきました。
仮面ライダーが改造される手術台と寸分たがわぬリアル手術台に横たわるとマスクで口が覆われ、
天からの声のごとく見えない位置にいる麻酔医さんの声。
「今からマスクに麻酔がでますよー。」
濃い瘴気の塊にむせる。毒ガスってこんな感じ?怖い!とちょっとパニック。
「目の前がもわ~っとしますよー。」確かに視界がゆがんでいます。不安です。
「では続いて点滴に麻酔を入れます~。」どうなるんだー、不安!って思ったのが最後の記憶です。
麻酔中は何か夢を見ていたようで、
目覚めた瞬間は夢から起こされてその夢を必死に思い出そうとしているぼんやりした状態でした。
暖かく安心感のある心地よい暗闇から刺激と痛みのある光に満ちた現世に引き戻された感じがしました。
優しい暗がりでは亡くなった祖母と話していたような気がするのですが。。
これっていわゆる臨死体験なんですかね?
お盆中の土曜日の午後でしたが、
運よく外来の整形外科を探せたので、車で1時間かけて手当てに向かいました。
揺れても何をしても痛みはなく、この時点では軽い脱臼なのだろうと軽い気持ちでした。
何しろ痛くなかったので、意外と平気なのでは、と考えていたのです。
病院は患者さんで長蛇の列です。
「順番通りにしか呼べない。夜中まで待つかも。できれば違う病院へ行ってください。」
と言われてしまったので、必死に痛さ(痛くないけど)アピールして、
なんとかレントゲン→先生による診察にこぎつけました。
そして告げられたのは
「どんな先生でも手術って言いますね。全身麻酔で手術が必要です。
でも、ここはお宅から遠いし、手術待ちの患者さんもいっぱいいるから、
紹介状書くので地元の病院を探してください。」
との衝撃の宣告!で、パニックになりました。
仕方ないので紹介状と痛み止めをもらい、
一旦ショップへ戻り、インターネットで救急病院を探して電話するも
延々たらいまわし、拒否のエンドレスリピートでへこみます。
受け入れ拒否って人事じゃないですね。医療の危機を身をもって実感しました。
結局、最終的には月曜の朝、外来で一番近所の総合病院に駆け込みましたが、
痛かったらどうだってたんだろう。。想像するのも恐ろしい。
こちらの病院でも最初の病院と同様の診断結果で、
火曜入院の水曜手術に決定。優しそうな先生でほっとしました。
明智平から茶ノ木平を経て半月山へ行くつもりが
半月山目前でギブアップしましたが、
残雪あり、プチ藪漕ぎあり、満開のアカヤシオあり、で大満足のハイキングでした。
完璧なるアルペンの雰囲気。静寂に響く鳥の声。私の心の原風景を垣間見ました。
絶対また行こう
ちなみに同行者は私程は感動していなかったので、ほんと好みは人それぞれですねえ~
裏高尾でハイキングしました。
トータルタイム : 4時間 / 歩行距離 : 8キロ
ルート計画:JR高尾駅北口- 大垂水峠- 大洞山- 中沢山-泰光寺山- 草戸山- 高尾山口駅
正直言うと景色は単調で少し飽きましたが、暑さもあいまって十分に疲れることができたのは満足でした。
どうもこっち方面は好みじゃないなあ。ともかく有名観光地を体験できたので良かったです。
