ラジオ番組「once」に向けてメッセージ | leccaオフィシャルブログ Powered by Ameba

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【leccaメッセージ】

ラジオパーソナリティさんは「船頭」のような存在だと私は思います。

その番組、その局で流れるその時間のなかで、リスナーである私たちは全員、「船頭」の操る船に乗って、どんな景色を見ようとするか、どんな今日を送ろうと決めるか、そんなことを教えてもらいながら一緒になって旅をしている感覚です。

トムセン陽子は、非常に一般的で常識的な、リスナー一人一人と寄り添うことのできる等身大のパーソナリティで、普段からやや常識から逸脱している自分は彼女のトークを聞くととても安心します。
人が嬉しいと思うこと、悲しいと思う理由、素敵だと思う出来事、難しいと思う局面を彼女は私たちごく普通の日本人の目線で話してくれます。
あぁ、こんな時には悔しがっていいんだ。こんな素晴らしいものに出会ったときは、喜んでいいんだ。
そんな、うまく表現できていなかった自分の素直な感情をトムセン陽子が先に表現してくれると、「そうそう、そうだよね!」とラジオの前で一緒になってうなづくことができます。ONCEは、そんな大事な心の友が流してきてくれているような、身近で
日常的であたたかくて面白いそんな番組でした。ONCEを聞いてもやもやした気持ちや暗い気持ちになることなんて決してない。

私は自分がゲストで出させていただく時も、まるで勝手にトムセン陽子にカウンセリングしてもらったような効用を得て終わった後は非常に清々しい気持ちで帰途につくのが常でした。ONCEが日常と夢を両方大事にしてくれていたから。そのバランスが、
最高に心地よかったんです。自分に夢が足りてないときはもっと夢を見ようと思い、日常がおろそかになっているときは日常にもっと彩りをいれようと思わされました。本当に、愛すべき番組です。

ラジオにはまた、「リスナーの参加」という特別な意義があります。私は勝手ながら、ONCEのリスナーさんたちも大好きでした。

私の子どもがゴジラやウルトラマンに出てくる敵が好きで今はカネゴンにはまっている、と言ったら、即レスでそれはウルトラマンやゴジラではなくウルトラQに出てくるキャラクターです、と送ってくれた方がいました。あぁ、中高時代みたい。と勝手に嬉しくなりました。
中学高校時代にも、誰かが言うことにかみつく輩あり、訂正するものあり、補足説明する優等生あり、資料を持ってくるオタクありという多種多様な人種が大変刺激的でした。ONCEのリスナーさんも、老若男女、全国でさまざまな個性の異なった環境や職業の方がいらしたと思います。
そんな方々と一瞬ではありますが袖振り合う仲になれたこと、私的には最高に楽しい瞬間でありました。

しかしそれもこれも、この船を導く船頭であるトムセン陽子がいたからです。番組を一緒に作り上げた情熱と愛情あるスタッフがいて、電波を送り届ける会社があったからです。本当に楽しい優しいあたたかい時間を、どうもありがとうございました。

ONCEにしかないもの。
それがいつかまた、異なる場所や形だとしてもどこかで復活してくれることを祈るばかりです。
トムセン陽子の操縦する船なら、乗船チケット買ってまた乗りに行きたい。待ってます!

lecca