化学が素人の私にとって、カップリングがどうしたと言われてもチンプンカンプンです!(´Д`;)


しかし、本日、日経に掲載されていたノーベル化学賞受賞者である鈴木先生へのインタビュー、興味深いです。


何と、1979年に発表された最初の論文が、実は前年に一度掲載を拒否されていたといいます。


やはり新しい角度から説明された論文というのは、そのような運命を辿ることがあるのでしょう。


「重箱の隅をつつくような研究はするな、誰もやってない新しい研究をしなさい。」的なことを鈴木先生は言われていましたが、まさに誰もやっていない新しいことでしたので、まずは理解されなかったということなのでしょう。



新しい見方は、時として否定されます。


経済学でも似たようなエピソードがあります。


ジョージ・アカロフは2001年にノーベル経済学賞を受賞したエコノミストです。


彼の代表的な論文「レモン市場」は、「クォータリー・ジャーナル・オブ・エコノミックス(QJE)」に掲載されるまでに3度他の学術雑誌で拒否されたといいます。


この論文は間違っているとまで言われたらしいですヽ(;´Д`)ノ


「マジッすか」っといった感じですよねぇ。


私も大学院1年生の夏休み、指導教授に熟読してこいと言われ、かなり読み込みました。


今では、学部生でも名前は聞いたことがあるくらいの、かなりメジャーな論文の一つです。


しかも、今やアカロフの「レモン市場」の論文は、会計学でも紹介されるほどです。


定番中の定番テキストである桜井久勝先生の『財務会計講義』でも、財務会計の機能の説明の箇所で紹介されています。



うーん、新しい見方が受け入れられるのは大変なことなのですね(^o^;)



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