ノルウェイの森 | 10 years...

ノルウェイの森

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

私は小説を読むのが苦手だ。
子供の頃は結構本を読んだし、物語は嫌いでもなかった。

喘息で病弱だったせいもあるかも知れない…

ここ数年は本を読むことが苦ではなくなったので、ご存知の通り
結構読んでいる。それでも、ヨガ関連や哲学、自伝など私にとっては
リアリティのある本ばかりを読み、あまり小説は読んでいない。

映画化で再度話題になったのと、あまり分厚い本でもなかったのと、
やっぱり映画を観る前に原作を読みたいので、文庫2冊を買った。


大学に通っていた頃(私は途中からアメリカの大学に行った)寮の
ヨーロッパ人やちょっとインテリのアメリカ人は結構村上春樹の本
読んでいた気がする。

それでも、読まなかったのは、学校以外の本を読んでいる暇がなか
ったことと、つい最近まで本を読むことはほぼ無かったから…

読んで思ったこと。

国の匂いがしない。←なんの論評でもそう言ってたな。
時代背景が設定されているけど、全然古く無い。

色んな世代の、色んな人が出て来るけど、全ての人がちょっと可笑し
くて変な感じがするけれど、実は多かれ少なかれ、

ここの登場人物が誰の中にも棲んでいる

どれかが強く出る人、いくつかのパーソナリティーが共存している人、
ひとつも思い当る登場人物が「今は」感じられない人…

と色々なのだろうけど、村上春樹が多くの人に、世界中で読まれるのは、
この、誰にでもありそうで、なかなか無い。でも、誰の心の中にもある
何となく奥深くに隠れている物を文章にしているからなのかも知れない。