シカタガナイじゃすまされない

人間を幸福にしない日本というシステム
ちょっと衝撃的なタイトルの本ですが、
10年以上前に書かれた本です。
10年と言うとちょうど、そのときの社会情勢の
ひずみとかが顕在化するきがしている今日この頃
私がちょうどアメリカの大学に通っていた時期と
重なります。
ルームメイトとは日本語をマイナー(副専攻)で
とっていて、「仕方がない」ってどう英語にしたら
いいかわからないね…って話していた。
今年のGW中 CAの彼女の家に滞在していて、また
その話になって、「仕事でアメリカ人に、仕方が
ないんだよ…って説明するとき困っていたら相手
アメリカ人が "unavoidable" って言ったんだけど
どお?」って聞いてみたら。
「違うね。やっぱり英語にはないと思う。もっと
悲壮感があると言うか、本当は可能性があるのに
あきらめちゃうと言うか、英語では表現できない
っていうか、そう言う感覚がないと思う」
って言ってた。
この本ははじめに、
「シカタガナイ」は
日本人にはびこるは無力感を表していると書いてある。
そして、私の今働いている職場がまさにシカタガナイ
の蔓延状態。
今のプロジェクトは外国人と仕事をする事が圧倒的に
多いのですが、何度も何度も”シカタガナイ”を伝えな
くちゃ行けない状況に見舞われて、でも表現する言葉
がない。
また、ニホンジン を表す特徴として 集団意識が
良く上げられるけど、これも元々持っていた気質で
はなくて「操作された」そうしなければ生きづらい
社会になっていると言ってる。
そう、会社に入って思ったのは、軍隊のような新入
社員研修。2列であるけとか、お風呂の電気を消灯
時間だから消しにきたり(しかも男性社員が教官)。
2-3週間も泊まり込みでの洗脳研修に非常に疑問
を感じた。なのに、その会社に10年以上もいるん
だから、洗脳はすごい。
会社の制度にしてもそう。
社宅も、制度も全て男性が社員の場合を前提につく
られ、私が最初に配属された地方の部署はアパート
さえあたえられず、同期と社宅での共同生活。
私の同期がアメリカに駐在したときの話。
彼女はもちろん旦那様と一緒に行く事にしたのだが
HRは旦那様に働けるビザを出さないと言ったそうだ。
これも、男性が奥さんを連れて駐在する事が前提に
なっていて、奥さんは働かないことが前提なのだ。
さんざんHRと戦ってビザの手続きも自分でアレンジ
したそうだが、「もうさんざんだったヨ」と言っていた。
その後女性の駐在がぱったり無くなったのは言うまでもない。
私も、入社時から駐在希望はだしているが、面談の度に
上司から「女性はライフステージに色々ありますからね、
結婚してたら旦那さんとかどうするかとか子供とか…」
まさに、「は????」である。
男性であれば、子供も含めて家族を連れて行くのは
当たり前だか女性が旦那さんを連れていくのはダメ?
また残業を否定するつもりはないけど、
残業ありきの職場もどうかと思っている。
今の職場では残業代も給料の内 と本気で言われている。
最近産休から復帰した友達も、残業しなくて時短勤務
だから給料がすごく減ったといっていて、
「子供を産んで産休、育休制度が色々整っているのは素晴
らしいけど、変わりに出世はあきらめるって感じ。
遅くまでのこって残業する人は残業代ももらえるし、
やっぱりその方が評価されるからね…」
とも言っていた。
コスト削減とぎゃーぎゃー言うなら、残業代をなしにすれば良い
そしたら残業代分コストは削減できるし、家庭を大切にする人
や子育てで残業できないからということで評価が下がる事もない。
そして、浮いたコストで給料の方にまわせばいい
もちろん、夜勤や海外との会議とかで遅くなる分の手当は出して
いい(自分の裁量で工夫できないからね)し、シフトもありだし
でも、今の職場はそれも許されない。
誤解を恐れず言わせてもらえば、
遅くまで会社にいたり、休日も働くのが好きな人は実際居るので、
それならば残業代がもらえないけど、会社に居たいと言う欲求は
満足される。
何度か会社に提案したけど、実施できない理由の説明もないばかりか、
外国に住んだ事も、外国人と仕事をした事も無い部長が言ったひと言
やっぱりジうちはャパンクオリティーですからね、
アメリカを含む他国は大変でしょう今、
うちは日系でもうけているんだから、欧米の現地法人に日系顧客相手
のグローバルビジネスは任せられないですね。
だから、全部日本でやらないとですね。
は? ついこの前まで、これからは外資もお客さまとして
狙っていかないと…いってたよね。
この国は誰も責任を取る必要の無い国
個人の幸せよりも、会社の存続
正義よりも、現状の維持が優先されるのですね。
そして、それが気に食わないなら出て行けば…って事みたい。