青春ど真ん中
最近サービス志望とキッチン志望の若者を何人か面接させて頂きました。
前回のブログでも書きましたが、おかげさまで強力な2名がル・ビストロに加わることになりました。
ありがとうございます。
こんなことを言うとおっさん臭いと思われるかもしれませんが、最近の若い子は元気が無いですね。もちろん、全員という訳ではないですよ。
みんな、控え目でお行儀はいいんですけどね。
でも、若いうちは多少生意気でも元気があったほうがいいんです。
生意気なぐらいが、将来大成したりするんです。
僕が20代の頃は、シェフから「仕事は勢いだ、迫力だ。」と教わりました。かなりムチャクチャな人でしたけど・・・
面接をしていて多かったのは、「社員でやってすぐに辞めてしまったら迷惑をかけるので、とりあえずアルバイトでお願いします。」というものでした。
「やる前から、辞めることを考えてどうすんだ」と、おっさんは思うわけです。
そんな時思い出されるのが、数年前にお世話になったK先輩です。彼の口癖は「やれよっ!」でした。
「やるかやらないかしかないんだから、やれよっ」という訳です。
かなりアホな言葉ですよね。
そんな言葉にチキショーと思い、むきになって働いてしまった僕もアホですけど。
鬼のように忙しい店で、プレッシャーも凄いし、朝の7時に調理場に入って、終電に駆け込むような生活でした。当然休みの日は、洗濯と寝て終わり。
でも、やって良かったと思います。精神的にも、肉体的にもタフにしてもらったし。
もう一度あの環境に戻れるかと聞かれたら、絶対に嫌ですけど。
偉そうなことを長々と書きましたが、僕もシェフとしていろいろ悩んだりしているんです。
これでいいのかな、と思うこともあります。
ようするに、少ない脳みそでいろいろ考えてみても、結局はやるしかないってことです。