今日、15:00から
原口総務大臣
が
Ustream
で試験的に会見を行われたそうです。
■Ustreamとは
最近、注目を集めているストリーミング配信サービスです。
■ストリーミング配信とは
インターネット上にある音楽データや動画データを転送しながら再生する技術や、それを利用したサービス。
(メリット)
1.送信データをハードディスクにダウンローすることなく試聴することができる
2.不正コピーによる二次流通や改ざんを防止できる
3.ダウンロード終了まで待つ時間が不要
そして、リアルタイムの映像を見ることができます。
Ustreamは単純にストリーミング配信ができるだけでなく、視聴者とチャットや、視聴者から投票を受け付けたりと、インターネットらしい双方向の機能があります。
さて、話を戻すと、「これは素晴らしい試みだ」と感じました。
多くの国民が新聞などのメディアを通さず、直接、政治に関して
「一次情報を手にすることができる」という点において、画期的です。
■一次情報とは
「自分で直接見た」「会った」「直接聞いた」という、自ら体験、仕入れた現場情報のこと
■二次情報とは(参考:一次情報)
「誰かが言っていた(伝聞)」「本に書いてあった」「TVで見た」「インターネットにそう書いてあった」などの、他の第三者を介して得た情報のこと
庶民が政治に関する情報を得る一般的な方法といえば、新聞かテレビを通すしかありませんでした。
しかし、これらは二次情報であって、編集者の意向が反映されてしまうのです。
ある記事に関する新聞を数社並べて読み比べてみると、その違いがよくわかります。
「事実は、一体、なんだろう?」
という疑問を感じても、それを確認するのは容易ではありません。
そもそも、私達は自分と似た主義主張を持つメディアを選ぶことによって、そうした作業のアウトソーシングを行ってきたのです。
■アウトソーシングとは
企業や行政の業務のうち専門的なものについて、それをより得意とする外部の企業等に委託すること
(家計における例)
主婦が漬け物を買ってきたり、総菜を買ってくることがこれにあたります。
昔は自分でやっていたものを、他の作ったものを買ってくることで、作らなくても手にすることができます。
しかし、インターネットの普及によって、庶民が一次情報を手にする機会が爆発的に増えています。
現在はまさに過渡期で、これについてどのような規制を行うのが適切なのか、各国が国益をかけて試行錯誤しています。
政治においても、こうした傾向が進むのはよいことです。
何がよいのかと言えば、
「お前、なに言ってんだ!
」と、庶民一人一人が声を上げて、政治家を糾弾できることにつきます。
冗談のようですが、本気です。
アウトソーシングの欠点は、その中身がブラックボックス化してしまうことです。
こうしたおまかせな風潮が、政治屋をはびこらせてきたともいえます。
しかし、そこに疑問を感じても、現在のメディアというフィルターを通してしまうと、政治や政治家に距離感を覚え、怒りを感じることさえ、無駄に思えてきてしまうのです。
不満のないところに、改善はありません。
得られる一次情報が増えることによって、より多様な二次情報を得たいという欲求が生まれます。
その欲求が増えると、市場が生まれ、より多くの二次情報に出会うことができるのです。
これは、自分で考えて行動したいという人にとっては、とてもうれしいことです。
また、政治家にとっても、より多くの人と直接つながりを持てることはよいことです。
「人のために働きたい」「実現するためのより多くの考え方、方法を知りたい」「現場のことをもっと知りたい」という欲求に、Ust中継はプラスになります。
今回の試みは、原口総務大臣にとっても、試金石のようなものです。
大変、勇気がいったと思います。
政治は、結果を問われます。
今後、こうした活動の足を止めれば、ただのパフォーマンス、もしくは無能の烙印が押されるでしょう。
「みんなでやろうぜ!」と、メディアの前で叫んだ人よりも、彼の行動は、よほど腹が据わっています。
私は専門家ではありませんが、気づいたこと、気になった記事を彼のTwitterに投げかけ続けてみようと思いました。