大学で動物や人を対象に実験をする場合
大なり小なりの倫理審査を受けなければなりません。
lebebeの研究は人を対象とした実験がマストなので
毎回毎回
実験のたびに倫理書類を書いて
審査を受けてから実験を開始します。
参加者(被験者)を守るために重要なプロセスです。
このブログを読んでいる方に、大学院を目指している方がいらっしゃいましたら
「倫理についてちゃんとしてないラボには行かない方が良い」
というのが個人的な意見です。
参加者のことを十分に考えられない人が集まるラボは
ラボ全体の倫理(例:共同研究における倫理観等)も
一般的に見ておかしい場合があるからです。
重要なプロセスと既に書きましたが
倫理審査の難易度は、実は大学ごとに異なります。
今回カナダに来て
日本の大学よりも
北米での倫理審査は
圧倒的に面倒であることを思い知りました。
やれリスクほれリスク…
ここは日本の大企業か?と思うくらい
リスク回避のそのさらに上を行くリスク回避
みたいなことを書かなければならず
40ページ以上にもなる書類をやっと1月初めに提出。
書きあがった時には修論かと思うぐらいのボリュームでした。
提出した倫理書類について先週頭にようやく審査が終わり
予定通り来月からデータ収集を始められそうです。
ちなみにいくつか訂正依頼があったので
委員会から返ってきた質問などに返信しながら書類を訂正しました。
いろいろ勝手がわからずボスにいくつか返信をお願いしました。
ボスの返答の仕方を見て
言われたことに納得できなかったら、ここまで言い返していいんや…
と勉強になりました。
良い経験をした気もしますが…
倫理審査書類の準備で
冬休み完全に働き詰めだったので
結構精神的にきています。
はやくデータ取り終えて帰りたいです。