言語習得について論文で読むのと
実際に特定の年齢の子供たちに教えてみるのでは訳が違います。
理論と実践って、大事だな…と日々実感します。
最近(でもないかな?)では児童英語が何かと注目を集めておりますが…
幼児から小学校低学年までは
言語習得研究でも音素を中心とした教育が良いとされています。
しかし、何年もフォニックス等の音中心の教育をやるわけにはいかないので
私の教えているところでは
結局幼児さんでも1年くらい音中心で学習した後に
文法が入ってきてしまいます。
正直な話
社会的なニーズ(?)とやらに商売は乗っていかないといけないので
文法指導をゴリゴリして
英検対策をしていくところが
どこのスクールでも多いのではないでしょうか。
最近ですと中学受験には英検3級がスタンダードのようですから
大抵5年生までには3級を取りたい、という子ども(親の願い)が多いです。
文法指導が入ってくると、大抵の場合
国語ができる子と国語ができない子で大差がつきます。
それもびっくりするくらいの差です。
前者は小学校の間に英検3級まで余裕で取れます。
後者は初期の段階から圧倒的スランプに陥ります。
例えば
「私は本屋に行った」
「私は本屋に行く」
などの現在形・過去形を勉強するとき
「現在」と「過去」の感覚が育っていない場合
意味は分からないけど
「いった」→ went
「行く」→go
と、文字対応のみで覚えてしまって
話した
話す
という別の動詞がでてきたときに融通が利かない状態になります。
こうなると大変。
猛烈に大変。
教える方も教わる方も大変 (笑)
国語ができる子は、小1で中学校2年生のレベルまで育ったりします。
そうでないと
ずーっと現在形・過去形(疑問詞も含む)で
うろうろしてしまいます;;
日本語での語彙が
多いか多くないか
も非常に影響します。
「兄弟」「姉妹」
を知らない子にbrother sisterを教えるのは無理です。
そうしていると
「なんで OOちゃん・君 はできているのに、この子はできないの?」
と親がイライラし始めます。
すると
子どもたちは
英語が嫌いになってしまいます。
このようなケースをいくつも見てきて
気の毒になるとともに
自分に子どもができたら
とりあえず低学年までは十二分に日本語を育てよう。
と、つくづく思います。
英語は日本語をしっかりやってから。
そういう風潮が広まればいいのにと常に願っております。