日本は遠い彼方で 長年日本の行事を考えることもなく過ごしている

日本を離れて30年以上も経過すると…こうなる

 

久々に今年は 我が娘も時々来るのでひな祭りをお祝いしようと飾ることにした

 

ひとつは母の刺繍による額

 

確か子供達が小さいときに母に頼んで作ってもらったものだが 

もう10年以上 日の目を見ていない

 

その当時は雛人形と兜の額一対を一年中飾っていたが 引っ越しと同時に 

飾る場所がないことを理由に仕舞ったままになってしまった

 

戸塚刺繍と言うのは 質感を上手に表現する刺繍なので見ていても楽しい

ふっと思った あの時 母は何歳だったのだろう?

私より若かったと思っていたが…そうでもない 

そういえば首から下げる刺繍用の拡大鏡も持っていた  

私も好きだった刺繍だが

今の自分の視力を思うとやる気も起きない

改めて 良くやったなあ…と思った

 

着物の色が華やかで部屋がパッと明るくなる

 

 

そして

 

 

これは20代の初めに奈良へ一人旅をした時に買ったもの

 

奈良一刀彫で4cmたらずの小さなもの…だから今でも手元にあるのだろう

 

 

実家にあった私の雛人形は数年前に父が近くの小学校に寄付したと言っていた

役にたつなら結構なこと

 

子供の頃 飾って楽しかった思い出はあるが もはやどうしようもない

(記  あのジョークおじさんはオダイリサマのカタナで遊んでおりました...)

 

 

 

娘 曰く

 

額を見て

 

「どうして女雛は男雛より小さいの?」

 

ー「前に立ってるからじゃない?」

 

 

「どうして3月3日は平日で5月5日は祝日なの?」

 

ー「そうねえ こどもの日とは言うけれど端午の節句だから男子の日よねえ」

 

ーー「不公平よねえ!!」 

 

娘はこう言う事に目ざとい!!

 

 

何はともあれ 桃の節句は思い出とともに癒やされた一日です