染付教室通いが鎌倉になって、もう半年になりました。
小町通りは何往復もするようになったけれど、
まだまだ、店を通り過ぎるだけで奥手な私です(;´▽`A``
先日、先生のアトリエへ行くと先生が突然
「ちょっと紹介したいところがあるから今から行って来なさい」
とおっしゃり、サラサラと大まかな地図を書いてくださいました。
地図を頼りに行くと、駅から程近いところに
「蒙根」というお店が。なんとショーケースには
大きな曼陀羅がかざられているではありませんか
こじんまりしたお店で、アジア人の男性が「いらっしゃいませ」と
迎えてくれたんですが、私はもう店内にズラーっと並ぶ曼陀羅に釘づけで。
すると、日本人の女性が私のそばに来て、
「もしかして、陶芸教室の方ですか?」と。
あ・・・ハイ。(あいや、陶芸教室じゃないけど・・・)
「あぁ、この前先生がいらして、曼陀羅を描く子がいるって」
それって、私のこと
色々事情を聞き、それは間違いなく私のことで、
先生がここに来て曼陀羅の本を色々見て帰られたことが判明。
その曼陀羅の本を見せてくれるというので拝見すると
とても鮮明な画像のような曼陀羅が多数掲載されていて、
思わず生唾を飲み込んでしまいました。
素晴らしい・・・
これはチベットで出版されているもので、曼陀羅の説明は全て中国語、
そしてなかなか入ってこない輸入品で、最後の1冊とのこと。
5千円もする本なので悩みましたが、これはいいと納得したのでした。
「唐卡的故事」は“タンカの物語”っていうタイトルですが
タンカというのがチベット仏教の宗教絵のことなんです。
その世界観を絵に表したものが曼陀羅なんですよね。
ややこしいですよね。
私も、ネットで随分曼陀羅の資料本を探してやっと
何冊か取り寄せました。意外とないんですよ、曼陀羅の美術本。
でもこれで、少しずつ曼陀羅の表現するものの意味を
ちゃんと理解しながら描き進めることができそうです。
アトリエに戻って、興奮気味に先生にご報告しました。
とりあえず、今回は早くも線描きに入ることに。
でも、その中心となる仏が微妙すぎて描けないんです。
そこで、もう一度下絵を取り直すことにしました。
そう思っていたら、先生がわざわざ近所のコンビニへ行って
拡大カラーコピーをしてきてくださいました。嬉しい
スロースタートで先が見えない作業ですが、
手がなれるまで、確実に丁寧に描いてみようと思います。
ここ数日は、買ったばかりの本を眺めて過ごしていまーす