先日、夫のiPhoneの機種変更手続きを

してきました。


夫はiPhone8プラスを8年間使用しました。

夫にとっての初めてのiPhoneでした。


目がどんどん不自由になる中で

凹凸のない液晶ボタンのスマホに移行するのは

夫にとってはとても不安だったようで


その後発売されたiPhoneは

ついにホームボタンもなくなったこともあり

8プラスを無理やり使い続けました。


と言っても、使いこなせていたわけではなく

近年はVoice Overという機能を使って

通話をしたり時刻や天気を知るのがやっと。

メールもやっとでLINEはほぼ使えていません。


8プラスを契約した頃はまだ少し見えていたので

少しでも画面を大きいものにしようと

8プラスを選びました。


そして8年が過ぎ、

現在の夫は光を感じるのがやっと、

という視力になりました。


それでも変わらず⁈仕事が出来ているのは

奇跡だなぁと思います。


もちろん私の送迎なしには通勤できません。

私だけでなく職場での多大なるサポートにより

実現できていることなので

職場には感謝しかありません。


その職場でつい最近、

夫のような障害を抱えた人をサポートする

プロジェクトが立ち上がりました。


正直、青天の霹靂という感じで

昨年末に急に舞い込んだ話でした。


夫が仕事をする上で、

必要なサポートをしていただける人を

秘書として雇用していただけるという話と


夫自身が勤務中にPCやスマホを学ぶチャンスを

いただけるという話でした。


視覚障害者向けのPCソフトやアプリの使い方は

そんなに簡単なものではなく、

覚えて慣れるまでには

それなりの時間や訓練が必要です。


「目が見えなくても使いこなしてる人いますよ!」

医者や他人は簡単に言ってくるけど、


「障害があってもパラリンピック出て頑張ってる人もいますよ!」

って言われるのと同じくらい

本人はプレッシャーを感じるだろうし、

実際使いこなしてる人はほんの一握りです。


私たち家族に手伝ってもらえばいい、だとか

家族いるんでしょ?、とか、

そういうのもしょっちゅう言われますが


正直、わかるかー!(涙)

ってなります。。


だって、晴眼者ってみんな、

iPhone使いこなせてますか?


自分が使う機能やアプリしか

覚えようなんて思わないですよね。


使いこなしてるものを教えようとしても

見えてる自分のやり方では

見えない夫には難しいわけで


夫が使う視覚障害者専用のアプリや機能は

こちらは一から覚えなければわからないのです。


悪気なく、家族に、、って言われるけれど

それだけでも嫌悪感を感じてしまいます。

ただでさえ、日々の細かなことを

サポートし続けてる暮らしなのだから。


機種変ひとつ、私が代わりにしているのだから。

サポート側は、どれだけ時間があっても

足らないくらいです。



どうにかしたくても、

なかなか手をつけられない、、

(多少は調べてやってみたものもあるけれど

なかなか思うように使いこなせない)

そんな状態だったので

今回のチャンスは大変ありがたいものでした。


ずっと機種変を拒んでいた夫も

新しくiPhoneの使い方を学ぶにあたり、

機種変する気になってくれたので

iPhone17に変えました。


いろいろアドバイスをいただいたり、

使い方の指導をしていただいたり、


お世話になっているのは

視覚障害者向け支援機器販売・サポートを行う

株式会社ラビットさんです。

こちら参照⭐︎


代表の荒川さんも全盲の方です。



液晶の凹凸のないボタンのスマホを

手探りでも使えるように開発された

Rivo2(リボツー)というこちらのテンキーボード。


夫もこちらを首から下げて使い始めました。

BluetoothでiPhoneと接続して使用します。


ホームボタンがなくなったiPhoneを

まずタップしてから下からswipeして

ホーム画面を出す。


まずこの動作だけでも、

夫には慣れるまで一苦労。


すこーしずつ、亀の歩みですが

いつかは使いこなせる⁈

と本人も期待しつつ頑張っています。