観戦後は、弟が取ってくれていた両国のちゃんこ屋へ。

本場所時は、両国周辺のちゃんこ屋は予約で満杯らしく、容易には取れないらしい。


我々がおじゃましたのは、少し両国も住宅街に入り込んだところにある、言わば「穴場」的なお店だったわけだ。

弟も、旧◯部屋とは知らずに予約していたとのこと。

お店は女将さんがやってるらしい。


(ちゃんこ係をしてもらっている元K関。手だけですいません笑)


そこで、女将さんが「うちの若い衆です」と紹介して登場した人物に、筆者は息をのんだ。

某解説で馴染みの人だったからだ。

しかも、息をのんだのは「対面して感動した」からではない。


普段、その人の解説に不満があり、(同行した弟などにも)「日頃から文句をつけていた」からだ。

言わば「陰口を言ってた当人が登場した」のである(‼︎)


元K関は、愉快な話をしながら、ちゃんこ係をしてくれた。

(弟や叔父は、K関をそもそも知らなかったようだ)

ちゃんこ(部屋伝統の塩ベース)は美味で、文句のつけようがない。


特定を避けるため、上の解説の不満の内容については詳細は書かないが、筆者は絶好の機会と考えて、それについても質してみた。

すると、明快な回答、しかもかなり明確なポリシーを持っていることが分かったのだ。


「現役時代に、上と下に挟まれつつも、強い人が一方的に権威・権力を持つ」という角界独特の人間関係のあり方に疑問を持って、との事だったという。

苦労人らしい、人間関係の機微を考慮したものだったのだと、筆者にも判断できた。



すごいオチのついた、国技館初観戦の夜だった。🍲