最近よく言われるのは、AIや自動翻訳が発達してきているから、これからは外国語学習は必要なくなる、ということです。
果たしてそうでしょうか?
そういう意見の人の頭にあるのは、
仕事で外国語の問い合わせメールに返信する
外国語の記事をネットで読む
外国人に道を聞かれて答える
ということだと思います。
確かに、このような場面ではスマホの自動翻訳アプリやAIで対応できるでしょう。
その場ですぐ反応できなくてもいいですし、道を聞かれるという場合、相手にとって話し相手は自分だけですから。
ここで私の実体験をお話ししましょう。
数年前、スペインワインの試飲会に誘われて行った時のことです。
主催者の方は、「スペイン人の輸入業者の人も来るんですよ。ぜひご参加ください」と誰でも歓迎と言ってくれましたが
いざ、行ってみると、主催者の方のお知り合いがほとんどで、みなさん、日本人でもスペイン語がペラペラの人ばかりでした。
日本の中にスペインが出現!🇪🇦
周りはみんなスペイン語を話しています。
私はスペイン語は挨拶程度しかできません・・😥
最初のうちは私の通訳をしてくれる人がいましたが、自然と言葉の通じる人同士で盛り上がり
私はぽつねんと取り残されてしまいました・・😣
当時はまだ自動翻訳機が今ほど普及していなくて、私も使っていませんでしたが、
いちいち自動翻訳機を介さないと話ができない人なんて、ハリウッドスターかオリンピックの金メダリストかノーベル賞受賞者でもなければ、面倒くさくて相手にされなくなるのは当然でしょう。
これは単なる試飲会でしたから問題ありませんでしたが、ビジネスや外交の場だったら圧倒的に不利になります。
どの言語であれ、自動翻訳機なしでコミュニケーションできる人は、世界に何千万、何億といるのです。
電卓なしで複雑な計算を暗算でできなければならない人はほとんどいないでしょう。
(もしかしたら数学者は例外かもしれませんが)
でも、語学はそうではないのです。
結局、試飲会のときどうしたかと言いますと、
強引に英語で話しました。
スペイン人の輸入業者の人は、元パイロットだと聞いていましたので、英語ができるはず!
ということで、英語で話しかけました。
私:パイロット時代にフォネティックコードを使ってたんですよね?
元パイロット:フォネティックコード、よく知ってますね!
そこから一緒にフォネティックコードを唱え始めました。
ちなみに、フォネティックコードというのは、警察、軍隊、航空関係などで無線交信するときに、アルファベットや数字の代わりに使う単語のことです。
たとえば、アルファベットのa,b,cをそのまま「エー、ビー、シー」と読むと、聞き間違いが起きやすいので、特定の単語に置き換えて言います。
aは「アルファ」bは「ブラボー」cは「チャーリー」というように。
戦争映画や軍隊映画でよく出てきますよ~。
今度、こういう映画でいきなり脈絡のない単語が出てきたらフォネティックコードかもしれませんので、気を付けてみてください。
(国や時代によって多少違いがあります)
ともあれ英語と映画のおかげで、ぽつねん状態から脱出できました👍
英語だけでもできてよかったです😅
ということで、自動翻訳機やAIが発達しても、語学はできるに越したことはないのです。