使える英語を身につける☆英語トレーニング
ありがとうございます♪
英語パーソナルトレーナー Kayoです。
今日のレッスンでのこと。
レッスンのトピックは、こちらでした。
"Tipping on Airplanes"
「飛行機でチップを渡す」
日本国内では
飛行機でチップを渡すという機会はないので
最初に、何の前置きもなく
リスニング・チェックをすると
「なんとなく使われている単語は聞き取れるけど、内容はイマイチよくわからない...」
という反応が多いのですが、今日もそうでした。
英語力があるかどうか、というだけではなく
そのトピックに関する
background knowledge(予備知識)
があるかどうか、は
同じ会話を聞いても、理解に差が出てきます。
同じ英語力であったとしても
知っている内容であれば、より内容を理解できるということですね。
ここが、大人が英語を学ぶ際に、
子供よりも優位なところだと思います。
子供よりも経験が多い分だけ
知っていることも豊富なので
その分、理解力でカバーできるところでもあります。
だから、個人的には
「英語を学び始めるのに、遅すぎるということはない」
と思っています。
さて、
内容をチェックした後に
生徒さんから質問がありました。
それが、こちらの文章について。
(飛行機の中での会話です。)
" How much should we tip them?"
『(彼らに)いくらチップを渡すべきかな?』
※ them は、 flight attendants(フライト・アテンダント)のことです。
そして、質問の内容は、、、
「tip って名詞だと思ってたんですが...
渡すという動詞がないってことは、
tipは動詞なんですか?」と。
そうなんです!
”tip" は
「チップ(心付け)」という名詞もありますが
「(〜に)チップを渡す」という動詞もあります。
※他にも「ヒント」「助言」など別の意味もあります。
この生徒さんが素晴らしい!と私が思ったことは、
「あ、この文章に動詞がない?」と気がついたことでした。
そこを疑問に思うためには、
文章の構造が理解できている必要があります。
この生徒さんがスタートした時は、
単語単位だけでのコミュニケーションで
文章でしゃべることが難しい状態だったのに
そこにしっかりと気づくことができるような
状態になってきているということが素晴らしい!
今では、
文章の構造が理解できているので
自分のことを話す時も
ちゃんと長い文章でしゃべれているし
学んだことも応用して使いこなせるようになっています。
生徒さんからの質問を受けるたびに
その質問から、その生徒さんが
英語の仕組みを理解できるようになってきていることがわかるし
使える実用的な英語力が伸びてきていることが、よく伝わってくるので
いつも、とっても嬉しくなります。
もちろん、普通に
日々の出来事などをしゃべっているだけでも
生徒さんの英語力の伸びはわかりますが
「的確な質問ができる」ということは
理解できていることが前提で
きちんと自分ごととして捉えることができている
ということだと思うのです。
「自分ごとにできる人」は
必ず英語を使いこなすことができるようになります。
だから、こうして
質問をしてもらえることが本当に嬉しいし
生徒さんからの質問を楽しみに待っている自分がいます。
わからないことがある時は
どんどん質問する習慣をつけるといいですね。
質問をすることで
クリアになってくることもあるし
理解力もどんどんアップしていくという
相乗効果があると思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。