これは私が、
自分の個性をシッカリ持つのは
悪いことではないんだ、と思った
きっかけとなったお話。
この日本にはない
アメリカならではの
文化を理解すれば
自分の意見をしっかり
表現することに躊躇する
必要がないことに気がつけます。
そして、
言語は文化であるという
語学を学ぶ上での深い根の部分も
理解できることで、
英語力は不完全でも
国際人としての考え方を
身につけることができます。
逆にこれを知らないと、
英語を話せるのにも関わらず、
この人はなんて
押し付けがましい
人なんだろう?
と思われるになるでしょう。
これは、とてもアメリカらしいお話。
アメリカは
Melting Pot と呼ばれます。
(メルティングポット)
「人類のるつぼ」、という意味です。
多民族国家のアメリカは
世界各国からの移民で
成り立った国です。
私の住む
40-50世帯ある住宅街の中には
一般的なアメリカ人(白人黒人)
以外に3つの異なる国色が
あります。
私の家の前は、
イスラム系のサウジアラビア人
家族が住んでいて、
アラビア語が飛び交っています。
500-600m先の家には
カトリック系の南米からの家族が
(具体的にどこの国かは不明)
住んでいて、スペイン語が
飛び交っています。
ちなみに私自身も日本から
移住してきてるので、
日本という国色がこの住宅街に
存在しています。
宗教も様々です。
宗教が異なれば、
食べるお肉の種類も違うし
考え方や価値観だって
異なります。
ところが、これを理解していないと
こんなことが起きてしまいます。
とあるNHK番組。
アメリカの有名大学の講師が
文化の違いについての講義に
生徒に向かって話していた
内容です。
この講師が京都に行った時、
カフェで緑茶を注文したそうです。
注文通り、緑茶が出てきました。
講師
「お砂糖を下さい」
スタッフ
「?? 緑茶に
お砂糖は入れないのですよ」
講師
「私は緑茶にお砂糖を入れて
飲むのが好きなのです。
お砂糖を下さい」
スタッフ
「かっ かしこまりました 汗」
この会話には、アメリカ文化と
日本文化がぶつかりあっています。
まず、日本。
単純に緑茶に砂糖を入れる
考えがまずありません。
この京都のカフェでも
すでに最高レベルの味に
厳選されたか、研究されている
緑茶を出したと思います。
でもそれは、
「最高のモノとして
仕上げたものをお客に出す」ことが
サービスだ、という日本の価値観。
これが、アメリカ人にとっては
価値観の押し付けと
受け取ることができてしまいます。
甘い緑茶を好む
この
アメリカ人講師にとっては
日本の常識うんぬんより
甘い緑茶を「あー美味しい」と
飲むことの方が幸せなのです。
そして、
アメリカ人にとってのサービスは
自分の好みに合わせて
もらう、ことだからです。
例えば、
アメリカのレストランにいくと、
チキン、ポーク、ビーフ
3種類からを肉の種類を選べる
ことが多いです。
なぜなら、宗教によって
食べない肉が異なるからです。
もちろんお客に
選択肢を与えるという
サービスの一貫
でもあるのでしょう。
だから、
和を重んじる
日本人にとって
要求を明確に表現する
英会語は根本的に
苦手なのです。
そこで
ネイティブスピーカーと
スムーズに会話をするための
3つの心構えをお伝えします。
1)あなたの欲求を明確にする。
私はXXXしたいんだ
私はXXXが欲しいんだ
ここでは、XXXが目的だ
あなたがモジモジしてると
相手は、
What do you want? 言いだし
(いったい何がしたいの?)
イラつき始めます。
2)相手も要求を明確に
伝えてきます。
相手の欲求を受け入れることが
できないときは、
それを明確に伝える必要があります。
相手は日本人ほど、
NOと言われることに抵抗を感じません。
3)相手の目をみて話す。
英語の世界ではジーと
目を見て話すことがマナーです。
相手に見つめられても
変にカンチガイしないように
注意が必要です。
いかがでしたか?
他人に迷惑をかけることや
傷つけることはせず、
相手の意見も受けとめてあげれば
自己中であることを
恐れる必要はありません。
だから、
英語を話すときは謙虚さを捨て
自信を持って話してください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。