学習障害の中で、一番研究の進んでいるのが、
「ディスレクシア(ディスレキシアとも言う。)」と呼ばれるものです。
ディスレクシアとは、学習障害の中でも、
特に「読み、書き」などの言語に困難を伴うものです。
欧米ではかなり前から研究されていましたが、
日本ではまだまだ世間に認知がされていません。
ディスレクシアの症状は、文字を混同してしまったり、
(bとdや、pとb、ぬとね、いとり、など。)単語を逆から読んでしまったり、
文章をすらすら読めず、文字を書いても鏡文字(鏡に写したように、左右逆向きの字を書いてしまう。)
なんてことがたびたび起きます。
綴りを覚えることができなかったり、すぐに忘れてしまったり、
話すのも大変ゆっくりであったり、理解が不十分だったりします。
では、その原因は何でしょう?
原因は、実はまだはっきりと解明されているわけではないのです。
特に日本では、研究はまだまだこれから、といったところでしょう。
アメリカの研究では、ディスレクシアの人の脳は、
少し違った使われ方をしているのではないか?と言われています。
遺伝も関係しているのかもしれないそうです。
ディスレクシアの両親の場合、
ディスレクシアの子供が生まれる可能性が他の人より高いのです。
遺伝学からも研究が進んでいる最中です。
まだまだ周りからの理解がされにくく、苦しい思いをしている親子なども多いようです。
しかし、ディスレクシアだからと言って、劣等感を持つこともなく、
自分はできないんだ、と自尊心を失う必要はありません。
ディスレクシアと判断された多くの有名人がいますが、みなさんそれぞれの分野で活躍されています。
大学まで出ている方も多くいらっしゃいます。
そのハンデがあるからこそ、逆に特定分野の能力が伸びた、ということもあるのかもしれません。
政治家、芸術家や工学専門家、あるいは俳優、女優、画家など、
数々の有名人の中に、ディスレクシアだという方がいらっしゃいます。
ディスレクシアは、日本ではまだまだ研究が進んでいませんが、
今後それらの研究が進めば、さらにこういった有名人が増えることとなるかもしれません。
ただし、大事なことは、早期に発見し、その対処をしていくということです。
その症状に合った教育をすることが一番大切となります。
同時に心のケアもなされていかなければなりません。