学校でもう習ったことか、まだ習ってないことか、
とても気にする子がいます。
学校で習っていない=できない
という先入観がつきまといます。
一方、
習ったか習っていないかをあまり気にしない子は、
学校で習ってないことをやるんだ!と、
わくわくする子が多いです。
学校で習ったことに縛られないので、
発想がとても豊かでおもしろいです。
不思議とそういう子は、
正解不正解にもあまりこだわらないように感じます。
自分の答えが間違いだったとき、
素直にどこがどう違うのかの探求に入ることができます。
小学4年生。
小数はすでに習いましたが、
小数の足し算はまだです。
それでも彼女は、
『小数足すの???』
と言いながらとりあえずガンガンやります。
(鉛筆の跡)
『できたー!』となったところで、
一言だけアドバイス。
『この問題のルールは何だっけ?』
赤ペンを持ち、自分の答えをチェックし始めます。
ちなみに、
最初は鉛筆で、直しは赤で…などの指示は何も出していません。
消してやり直す子もいれば、
同じ図を自分で描いて解きなおす子もいます。
やりたいように自由にやってもらいます。
こういう時、自分にはない発想にたくさん触れることができて、
私自身もたくさん学ばせてもらっています。
