覚えていた「歴史」の変化 | 作文・読解力など国語力向上 学習塾ラーニング・ラボ横浜天王町教室のスタッフブログ!

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中学生の頃、定期テストや高校入試のために「年号」を覚えた記憶がある人も多いと思います。

一生懸命書き出して覚えたり、何度も復唱して覚えたり。

中でも多い覚え方は「語呂合わせ」ではないでしょうか。

「(794年)鳴くよウグイス平安京」のように年号を覚えるために色々工夫したと思います。

 

中学生当時はできるだけ沢山覚えて、その覚えたものが「正しい歴史」と思っていたわけですが・・・。

昔あんなに頑張って覚えた歴史は、現在の歴史の教科書では改正されている部分もあります。

中にはかなり重要な出来事でさえ変更されていたりします。

 

語呂合わせ有りでおそらく「鳴くよウグイス平安京」と同じくらい有名なものは「鎌倉幕府成立」についてでしょうか。

「(1192年)イイクニつくろう鎌倉幕府」と覚えた人は多いはず。

だいぶ前にニュース等でも紹介され、知っている方は多いと思いますが、実は1192年じゃなかったとか。

解釈の問題にもなりますが、現在では1192年から1185年に訂正されています。

他にも大化の改新の年号が645年から646年に記載が変更され、士農工商という記載がなくなったりと。

あれ、じゃああの頃頑張って覚えた努力は・・・ってなってしまいますが。

 

研究が進み、時代によって解釈が変わり、新たな証拠が出てくる、といったことが起こり得るので、

今までの努力が無駄とかではないと思います。

混乱はしますが、正しい歴史認識を持ち、ただの暗記にとらわれないことですね。

(文責:飯島)