おはようございます!

 

 

先週の日曜日、マラソンの東京五輪代表を決める

MGCが開催されました。

私は、そこで最有力候補とされていた

日本記録保持者の大迫傑選手が大好きです。

 

 

彼が早稲田大学の学生の頃から、

大学生にしては落ち着いてクールな印象、

強い目力と綺麗なフォームに興味を持ちました。

 

 

更に彼に興味を強く持った決定的な出来事があります。

2012年のロンドン五輪代表を決める日本選手権の

10000メートルの決勝戦のことです。

彼は実業団選手の強力なライバル佐藤悠基選手と

1位を争いデッドヒート、しかし最終的には競り負けて

しまいました。この瞬間、彼はオリンピックの代表を

逃したわけですが

ゴールするやいなや、いつも感情を表に出さない選手である彼が

地面に膝をつき、トラックを手で叩き「くそー!!!」と

大声をあげて泣いたのです。

それはいつもの彼からは想像もできない姿で

私は、彼の競技にかける想いの強さを痛烈に感じ

私はここまでの想いを仕事に注ぎ込めているのかと

自分を省みるとともに、より彼のファンになったのです。

 

 

そんな大迫選手は今回のMGCでは惜しくも3位で、

この大会ではオリンピック代表に決まりませんでしたが

インタビューを聞いていても、終始冷静に自分のことも

勝った選手たちのことも分析している姿が印象的でした。

 

 

そんな大迫選手が書籍を出版したとのことで早速読んでみました。

その中で印象的だったのはご両親の彼に対する対応です。

彼の両親は彼に「自分のことは自分で決めなさい」というスタンスでいた

そうです。

決めたことに関しては協力する、しかし必要以上に干渉はしない。

いい時も悪い時も、彼から何かを言わなければ

声をかけることもない。

 

 

自分で決めるということは自分の行動に責任を取るということです。

誰かの意見を聞くことで言い訳にできてしまいます。

子育てにおいて干渉しないというのは難しいことですが

選択肢を与えてあげて、選択・決断させる。そして見守る。

これが自分で自分の道を切り拓いていく人を育てる上で

重要なことなのだと、大迫選手の著書を読んで

また彼自身を見ていて気づきます。

 

 

家庭の教育でも学校の教育でも

この考えをもとに子どもたちに接することが必要だと感じます。

子どもたちが自分で考え、決断し、物事に夢中で取り組む。

親や教師はそれを見守り、必要であれば助言をする。

それが良い学びの循環に繋がるのだと思います。

 

 

最後に背中を押された大迫選手の言葉を紹介します!

 

「やらない理由を考えるより、やるべき理由を探す」