こんばんは!
今日も涼しい1日でした!
7月も末になっているなんて
信じられない気候ですね。
先週から不自由・不便・不親切のブログを書いていますが
今日もそれに少し関連のある内容です!
大学の研究室のレイアウトなどの仕事も多くあるのですが
研究室というのは、大抵閉じる傾向にあります。
正確には閉じたがる傾向にあります。
1日のほとんどを研究室で過ごす学生や教員は
より”自分の城”として研究室は個別化したいという気持ちがあるようです。
私も学生の頃は、閉じた研究室を羨ましく感じることもありました。
しかし最近は、研究活動をオープンにしようという傾向が高まり
閉じたい研究室と開かせたい学校サイドの攻防により
”ガラス張り”という視覚は通るけど、音は通らない・中には入れないという
ところで落ち着いている学校が多くあります。
そしてそのガラスでさえ、掲示物やホワイトボードなどで
隠されてしまうという現状です。
私の通っていた大学では研究室間の垣根は本棚のみでした。
しかも背板がないので反対側がよく見えます。
最初は落ち着かないと思っていましたが
ゆくゆく利用すると便利なんです。
最も良いなと思ったのは他の研究室への出入りの垣根が低いことです。
さっと入って声をかけれる。
ちょっと入って作業させてもらう。時には空いている研究室で寝かせてもらう
こともありました。
ガラスも扉もないことが心理的な垣根をこんなにも低くするのかという
経験でした。
この空間のおかげで異なる研究室の学生との交流や
他の研究室の研究内容などを知ることができました。
このように、その場への入りやすさや参加のしやすさは
空間的に心理的垣根をどのように低くするのかという
コントロールが大切だと気付きました!
その逆に入らせたくないところは心理的垣根を高くするなど
色々なことが空間設計でコントロールできるのだと思います。
これからも研究室をオープンにして
研究者同士が交流・刺激を与えあえる空間の設計について
考えていきたいです!(研究室に限らずですが・・・)
