こんにちは!
今日は仕事で東京に来ております。
普段車移動なので、あまり感じていませんでしたが
歩いているとじんわり暑くなりますね!
本格的な夏はもうすぐですね!
昨日も不自由、不親切な空間が良いコミュニケーションを生む!というお話をしていましたが
本屋さんでこんな本を見つけました!
不便益という発想〜
ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?
もうタイトルから不便です!
でもこんな長いタイトルの本は他にないので
数ある本の中ですぐに目に留まりました!
そして、これは私の仮説を実証してくれる本なのでは?と開くまもなくレジに行き購入しました!
この本を書いていらっしゃるのは、京都大学の教授の川上浩司さんという方でした!
不便益を活用するシステムデザインの研究を
されているとのことです。
この不便益というのは、不便の益!
つまり不便だから良かったことをさしています。
色々なものが自動化され、便利になった今
人は何かをする時に考えるという状況が減っています。
分かりやすいところで行くと、待ち合わせ。
携帯電話という便利なツールによって、
事前に時間や場所を決め、会えなかった時はここで落ち合おうなど、先のことや不測のことを
考える必要もなくなりました。
そういった便利な時代だからこそ、
あえて不便を生活に取り入れることで
自分で考え、自分を成長させたり
他者とコミュニケーションをとったりという
益があるのでは?という研究です!
私はまさに空間にこれを取り入れたい!と
思っていたので、先生の研究に感銘を受け
ワクワクしました!
実際本の中でも空間について触れています。
老人ホームなどの高齢者施設が例にあがっていました。
通常高齢者施設というのは、バリアフリーで
作られ、段差や障害を排除する傾向にあります。
しかし、あえてそういったものを施設の中に取り入れることで、高齢者は身体を動かし
それがリハビリとなって、いつのまにか
苦じゃなくなるという不便益です!
こういった考えは、学びの施設にとっても非常に重要なことだと思います。
学生や子どもたちのことを思って作った空間が
子どもたちの考える、成長する機会を
奪っていたら本末転倒です!
私の仮説が学びの場にとってプラスになるかは
今後も検証が必要ですが
少し自信がもてる本との出会いでした^ ^
