とち餅です。これは山形から。餡が包まれています。

 トチノキとその仲間は、日本だけでなく、ヨーロッパでも街路樹になったりしています。マロニエと呼ばれるものも、その仲間です。ただ、その実のアクを抜いて食べるという文化は、日本に特有だそうです。日本では縄文時代から食べてきたことが知られますが、実を水にさらしたり、半月以上かけてアクを抜くなど、大変な手間がかかる食品です。餡を入れた菓子だけでなく、雑煮用のとち餅にする地域もあります。

 

子どもたちの読む「モチモチの木」はトチノキの巨木。その実で作ったお餅は、ほっぺたが落ちるほどおいしいとされています。私ももちろん、おいしく味わいました。