センリョウ、マンリョウのほかに、ヒャクリョウ(百両、カラタチバナ)、ジュウリョウ(ジュウリョウ、ヤブコウジ)、そして、イチリョウ(一両、アリドオシ)までがあります。いずれも赤い実が実ります。
アリドオシを見たことがないのですが、漢字では長く鋭い棘をもつ植物で、漢字では蟻通しとのこと。鋭い棘が蟻を刺しつらぬくからと記されていましたが、あるいは、「有通し」と書いて千両や万両とともに、おめでたい植物としてお正月飾りにすることもあるそうです。
和歌山県田辺市では「蟻通神社」に行ったことがあります。日本一の智恵の神様と言われれば、立ち寄ってみたくもなります。何で、智恵の神様が蟻通し?と思いませんか。
詳しくは「蟻通神社」のHPをご覧いただきたいのですが、海外からの使者による、ほら貝の中に糸を通せという無理難題に対して、ほら貝の入り口から先端の小穴まで蜜を通し、糸を結んだ蟻を密に沿って歩かせてそれに答えたという知恵の神様とのこと。なるほど。
子どもたちにこの問題を出したら、どう答えるかな。ほら貝あるいは巻貝の内部構造をある程度分かっていなくてはいけないし、蟻の習性も知っている必要があるし…..。いろいろな答えが出そうです。
