イチョウは、中国原産の落葉広葉樹。葉っぱの形、鴨の脚に似ていますか? イチョウは中国語のヤーチャオ(鴨脚)に由来するとのことでした。厚い葉に多くの水分を含んでいるので、防火性が高いとも言われています。
神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮の大イチョウは、約15年前に強風で倒れましたが、東京農業大学の教授(当時)がその再生に取り組み、現在は無事に、再生樹が育っているとのことです。なにしろ、この大イチョウは、鎌倉幕府成立の前から存在し、様々な歴史を見てきた樹木だったのです。
画像は、東京農大校内のイチョウの木からとった材。樹齢1000年の鎌倉の大イチョウにはかないませんが、かなりの大木で、世田谷キャンパスの景観を作っていた大木でした。しかし、台風である朝、倒れてしまったものです。この材は、キャンパスの中で利用されたり、このように記念の品とされたりしました。
東京農大の卒業生の中には、銀杏農家もおられます。収穫と加工の時期は、さぞお忙しいことでしょう。

