水琴窟は、日本庭園に設置される音響装置です。江戸時代から伝わるもので、一度は廃れたのが、再びその存在が知られるようになったとのこと。私も竹柄杓で水を注いでみると、まろやかな音が響きました。その仕組みはそれぞれにお調べいただくとして、ほっとする音です。

 ほっとするということはとても大切です。

 

 小学校では月曜日や連休明けに、ややお疲れ気味の子どもが登校してくることがあります。お家の方も、せっかくのお休みだから楽しい経験をさせたいと、あちらこちらに連れ出したりされるのでしょう。中には、昨日は夜遅くにお家に帰って来たので、まだ眠いという子どもが登校してくることがあります。忘れ物も多くなります。落ち着かずに、友だちとトラブルを起こしてしまう子どももいます。

 

 お休みというのは、まずは心と体を休めることが目的です。とくに、体力や気持ちの上で余力のない子どもたちについては、登校日の前日の過ごし方に配慮が必要だと思っています。学校生活を第一にお考えいただくと、子どもたちも、心身ともに安定した学校生活が過ごせるに違いありません。

 

 お家の方とほっとできること、これが何より大切ですね。