ナタマメ、どのくらい大きいんですか? という声に応えて......

 

  ナタマメは鉈豆あるいは刀豆と書きますが、帯刀(たてはき)とも呼ぶそうです。知人に帯刀(おびなた)さんがおられるのですが、最初にお目にかかったとき、私の頭の中はナタマメで一杯になってしまったのを思い出します。苗字としての帯刀は、奈良時代にも遡れる古い苗字と聞きました。

 

 さて、ナタマメの莢は30~40cmもなります。農場から分けていただいたこれは、そこまでは大きくありませんが、20センチを優に超えるものが多く、手に乗せてみるとずっしりとした重さに驚かされます。

 一度は自分でも育ててみたいものですが。

 ただ、種(豆)を食べるよりは、まだ柔らかく小さめの若い莢を食べるのが普通です。また、「酒悦」がオリジナルである福神漬にもナタマメの若い莢が入っています。

 

 加えて、種子や莢を干したものは、民間薬としても人気があるようです。