タケニグサ、クズなどと同じく、世田谷キャンパスの道路に面した斜面などに生えてくるヨウシュヤマゴボウ。花が咲き始めました。

外来種です。ヤマゴボウ科で、根がゴボウに似ていますが、キク科のゴボウとはまったく関係がありません。ヨウシュヤマゴボウや在来種のヤマゴボウはともに、ブドウのように見える果実、葉っぱ、種などを食べることはできない有毒植物です。山ごぼうの漬物などとして売られているものを見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらはゴボウと同じくキク科のモリアザミなどの仲間の根です。だから食べられるのですね。

 

果実をつぶして紫色の汁を出してみるなども、子どもにとっては楽しい遊びでした。ただし、口に入れてはいけませんし、触ったあと手をきちんと洗うことが前提です。今の子どもたちはそのあたりの加減がわからないので、大人が楽しむか、大人と一緒に楽しむ方がよいかもしれません。媒染剤に焼きミョウバンを使って、草木染をされている方もいらっしゃいますね。