最近はどうなっているのか知らないのですが、以前に毎年、ミャンマーに行っていたころのこと。ミャンマーの人々は男女とも、いわゆるビーチサンダルタイプのサンダルを履いている人がほとんどで、これは町でも、田舎でも、大学でも、お役所でも変わりがありませんでした。歩くのも、農作業も、バイクに乗るのも、運転も、授業もです。男女とも巻きスカートのようなロンジーという民族衣装を着ていて、学校の制服などもロンジー、看護師さんもロンジー、お役人もロンジーで、ロンジーにはサンダルがよく合っていました。

 何回もミャンマーに行くようになり、私もロンジーを着ることがありましたが、足元だけは安全のため靴にしていました。道でガラスやら釘やら、何かを踏んでしまうのが怖かったからです。「先生はロンジーを着たりして、だんだん、ミャンマー人みたいになっていますが、足を見るとわかります。ミャンマー人はいつもサンダルなので、足の親指と人差し指の間が離れてます。」と東京農大に来ているミャンマーの留学生に冗談とも本気ともつかないこととを言われて、楽しく笑ったのも思い出します。お寺に入る時は裸足と決まっているので、足指の形は目立ちます。

 ただ、一口にサンダルといっても、お仕事では皮革製のサンダル、作業ではゴムのサンダルなど、デザインは同じですが違いがあります。そのほかにも女性用にはビロードを張ったりビーズで飾ったりした可愛いサンダルもあります。私もミャンマーでのパーティ用に1足もっていて大切にしています。

また、ミャンマーに行ける日がくるといいのですが。