クチナシの花です。こんなに雨が降らない梅雨も珍しい気がしますが、梅雨のころ咲きます。一重と八重と両方があり、白い花びらが美しいのですが、すぐに黄色く茶色くなってしまうのは、ちょっと残念。また、クチナシ(ガーデニア)の香りがするという香水は濃厚な甘い香りがしますが、花から香りそのものを抽出して天然香料とすることはむずかしいそうです。公園などへのお散歩でクチナシを見かけたら、花の香りにも敏感で、喜べる子どもになってほしいですね。
一重のクチナシに実る黄色い実は、昔からお正月のきんとんの着色じも使われてきました。また、生薬であるサンシシ(山梔子)としても利用されます。クチナシからの色素はしかし、黄色だけではなく、加工(化学反応)によって青い色素や赤い色素も作られ利用されています。