この橋、欄干がほとんどありません。これは潜水橋あるいは沈下橋と呼ばれる橋で、川が増水するときには水面の下に沈む橋なのです。欄干があると、増水あるいは洪水で流れてきた木々が引っかかってしまいます。そのため、欄干はないのです。
これは徳島県脇町潜水橋で、長さは207m。昔から暴れ川として知られる吉野川にかかっています。平成16年豪雨で一部が流失し、平成18年に復旧されたとのことでした。川の水面からの距離も近いと感じました。
大雨が降ると、あの橋はどうなっているのかと思い出します。大きな橋も魅力的ですが、昔からの工夫が生きている橋もいいですね。
子どもたちには橋の構造や、長さ、また、架橋や維持の苦労も意識してほしいと思っています。