ハグマノキのハグマを調べてみると、ハグマ=白熊とのこと。白熊といっても、白い熊とかホッキョクグマというのではなく、チベットなどの野生の、あるいは飼育されているヤクという動物の白い尾のことだと記されています。この尻尾の毛が、戦国武将のもちものになったり、お坊さんがもつ払子となったり、あるいは明治維新で官軍がかぶっていた唐の頭になったりしたそうです。歴史や戦国武将に詳しい小学生なら、よく知っているかもしれません。黒く染めた黒熊(こぐま)、赤く染めた赤熊(しゃぐま)もあると知りました。

 チベットでヤクを見ましたが、道路の側にいるのは観光客目当て撮影料を取られてしまう可能性があるとのことで、遠くのヤクを撮影(で、ボケています)。野生のヤクも家畜としても飼育されるヤクも、あまり変わりなく、「高原の宝」と呼ばれるそうです。