マグダラ、あっという間に終わってしまいましたね。
出演者、スタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした!
終わったので、ネタバレ気にせず、思ったこと・感じたことを書ける。
サブタイトル「恋のから騒ぎ」。
その通り、恋バナが同時多発的に進行していく今回の内容。
バタバタ感は否めない。
だって、惚れグスリを飲んでしまった人が複数いるんだもの。
わずかな登場人物の半数近くが、そうとは知らず服用してしまい、最初に目にした異性を熱烈に恋してしまうw
最初、グレイスさんがクリッパラのことを何でそんなに色めきたって追いかけてるのか分からなかったけど、実はその薬のせいでw
だけど、2度目に見た時に、グレイスがクリッパラを見て、(薬を飲んだ直後だったらしく)「ドキン!!」と心臓の高鳴りを表現していたことに気付きました。
グレイスのその後の変貌ったら、いつもとは違う壊れ方で、ほんとに見てて楽しかった。
獣の耳と手を付けているんだけど、かわいいったらない☆
しゃべり方が、まるで女子高生みたいになっちゃったり、かと思えば、メス豹のように獲物をとらえようとしたりw
ホントに、つだけんさん、お上手!
でも、やっぱり、グレイスは低音な声で辛辣なことや下ネタを言いながら、グフフって言ってるいつもの姿の方がいいなw
クリッパラもね、途中で悪者っぽいことをするんだけど、自分でも「ドSは似合わない」って言ってた通り、似合わないよぉ。
それと、実は薬のせいではなかったのか(?)、お葉ちゃんを追っかけるんだけど、なんかそれも彼らしくない気が・・・。
今回ちょっと、クリッパラのいつもの良さが今一つ出てなかった気がしなくもなく・・・。
いや、とにかく勢いありまくりで、汗かきかき身体張ってる様子は、やはりとても彼らしいのだけど・・・。
ストーリーの中での役割が、ちょっとなんというか、ね。
受け取ったお金も、全部マリアさんに返さなきゃならなかったり、散々で。
きっと、そこには湯澤さんとフッキーの力関係が反映してなくもないのでは・・・と想像させられるのでした(笑)
ぜひいつかクリッパラにも、かっこよくキメて、メインストーリーにググっと入るなくてはならない場面を与えてほしいです。
お葉ちゃんのことは、書いたばっかりだけど、ラストでオットーと共に生きると出て行くところで、この子ファザコンor中年好みなのかも、と思いました。
だけど、会ったばかりであのハゲ頭にくっついて行ってしまう辺り、この先すぐに別れちゃうんじゃないかなあ、と思ったりw
そして、次回、出戻り娘としてまた働いてたら楽しいなあ、と想像したり。
しかし、惚れグスリを飲んでないくせに、あれだけ惚れっぽい性格ってwww
マリアさんが、そのことについて軽くお説教していたけど、あれって、最近肉食系女子が増えてることに対しての風刺かな。
貞操もダイヤも、出回る量を調節することが大事って話(見てない人には何のこっちゃだね)。
アナスタシアも、クスリを飲んでアレクセイに一目惚れしちゃう。
これまた、すごい変貌っぷりに、岡田さんは歌だけじゃなく演技も素晴らしいと思った。
でも、彼女が後述してた。
「薬のせいだと分かってはおりましたが、自分でもどうにもならなくて・・・。」
そのセリフから、この人ってもし誰かを好きになったとしても理性でとどめてきたのかなあ、って想像した。
クスリの効果が切れても、アレクセイを好ましく思っていそうだったから、実は本当に一目惚れしてたのかもな、とも思った。
こういう深慮しがちで生きる意味を悩んでいるような人には、惚れグスリで自分の殻を破るのもいいんじゃないかしら、ね。
それと同じ意味で、カールが飲んだ一錠もよかったのよね、きっと。
だまし、だまされ、ひどい過去を抱えたカール&ロージィ。
二人とも、お互いを思う気持ちが過去の出来事を超えてふくらんでいて。
それを、舞台ではものすごくコミカルに表現していたけど。
(ロージィが気持ちをまぎらわすために筋トレに励むくだりとか、自転車の乗り方を教えるシーンでのカールとロージィの心中を独白するとことか、大げさで本当に大笑いした)
でも、過去に色々ある分、言い出せずにいるそのもどかしさが、見ててキュンキュンきた。
古典的な恋の形だと思うけど(すぐにくっついたり離れたり、告白や別れ話もメールで済ます若者が多いなどという現代に比べて)、そういう自分の気持ちをストレートに伝えられずにいるのは、誰でもが共感できることだろうし。
とりわけ、私なんて、もうねぇ、今回この二人のことが、本当にたまらんかったです!!
カールが告白したのは、クスリを飲んだ勢いを借りた形になったけど、そうでもしなくちゃ言えないくらい、自分の過ちを悔いていたんだよね、きっと。
そこで、第1弾の名曲「愛は罪を越えて」が熱唱されて、私、思わず「きゃあ」って言ったよ。うれしくて。
てか、このタイトル、すごいよね。
1弾では、二人がある企みをしてたことを意味してるわけだけど、それが今回、過去の色々を乗り越えて本物の愛を確認し合えた感じでね。
私、ロージィがマリアさんにカールと出て行きたいとお願いするシーンで、なんか娘を嫁に出す親みたいな気持ちになって、ちょっと涙ぐんでしまったわよ。
ロージィは、マリアさんのシリーズでもう3度も出てるし、3年も前から知ってるし、馬鹿だけどけなげでいい子だし、ほんとかわいい。
だから、心からおめでとうって思える。
カールも、すごくイヤな奴だったのに、これで許せたし。
ていうか、私、どんだけ感情移入してるんだろwww
話変わるけど、冒頭のアコーディオンの演奏で、ハンスの歌が演奏されたのもうれしかった。
今回は出演してないけれど、ハンスもきっとどこかで元気にしてるよね。
歌手になって、あの歌がウィーンで流行してたりして。。。
それと、最後に。
ロシア皇族の生き残り、皇女アナスタシア。
彼女とマリアさんとの二人のシーン。
マリアさんが、「サバイバー症候群」って言ってた。
そういう言葉が実際にあるのだかどうか、私は知らないけど、このシーンを2度目に聞いた時、あっ!と思った。
「生き残ったことを申し訳ないと思うんじゃなくて、亡くなっていった者の希望を叶えるために生きなさい」
みたいなことをマリアさんが、思い悩むアナスタシアに強い調子で言うのよ。
今年は震災があって、大勢の人が亡くなって、家族を大勢失った人たちがいて・・・。
自分だけが残って申し訳ない、みたいなインタビュー記事を新聞でも読んだな、と思い出して・・・。
脚本書いた湯澤さんも、もしかしたら被災地への思いを込めたのかもあなあ、と思いました。
しんみりしちゃったけど、大笑いしたり、歌に酔いしれたり、見どころ満載の本当に楽しい舞台でした。
また書くかもしれないけれど、いったんおしまい。
