TPP、環太平洋パートナシップ協定。
これが日本に与える影響がいかなるものか、正直なところ分かりにくい。よくいわれるのは、
1、農業の分野で自由化すると国内の農家が打撃を受ける。
2、医療保険や診療制度において国民皆保険などの制度が破壊される恐れがあり、保険診療も過剰な変革を迫られる。
3、郵政事業における郵貯の金融資産を“外国”に使われる恐れがある。
といったところでしょうか。
3、のところでわざと“外国”と書きましたが、言うまでもなくこれは
アメリカ合衆国
のことです。1、2、3、と書いてきた影響はつまるところアメリカから受ける負の影響ということでしょう。
このTPPはWBCとそっくりだと思います。アメリカによるアメリカのためのアメリカ主導の枠組みという意味で。
WBC。ワールド・ベースボール・クラシックのこと。
来春に第3回を迎える国際的野球のイベントは、我が国では監督、コーチの陣容が決まり、選手の編成が着々と行われているところだ。だが数か月前はプロ野球の選手会がWBCの参加を拒否する寸前まで話を進めていた。これは大会の収益の大部分がメジャーリーグに入ってしまうことや肖像権の使用などで日本の思うとおりにならないことに選手会が危惧を抱いたというのが理由だといわれている。WBCは結局のところメジャーリーグのための大会というのが実像である。世界一決定戦とは程遠い内部構造、アメリカ主導の枠組みの大会なら私は不参加した方がいいと思っていた。五輪やサッカーのW杯と違って成り立ちがいびつすぎる。
アメリカ主導でつくられた枠組みは過剰なほどにアメリカ一国の利益を追求するものだ。この国は他国の国権を変えようとするほどに思考や枠組みを押しつける。今日(12月12日)に実質的なミサイル弾を打ち上げた北朝鮮に対してもその政治体制を変えようとしているかのような、おせっかい的自由主義をひろめている。それがアメリカ合衆国。
日本はアメリカのおせっかい主義にまともにNOといったためしがない。普天間問題もしかり、そしてTPP問題もしかり。今の日本がアメリカと是々非々でやっていけるとは思えない。政治家が将来展望をまともに示さずに賛成か反対かを声高に述べている現状では参加交渉に入ったら取り込まれてしまうんじゃないだろうか。というわけで日本の政治家不信がぬぐえないのでTPP参加は反対です。2国間協定で品目ごとに細かく関税の率を定めればいいのではないか。農業の問題は政府が農家に資金的な優遇を示したり、企業が農業に参入しやすくするなどの方策を示すことのほうが早急にやらなければならないはずだ。
ところで、原子力発電を洗脳するかのようにキャンペーンを行うために日本の窓口になったのも、WBCの日本での開催や広告宣伝をしているのも、いずれも讀賣新聞社が行っている。前者は正力松太郎氏が率先し後者は渡邊恒雄氏が実権を握っている。もしや、讀賣はアメリカの手先!?