無事、祖母をみおくりました。
祖母は見えない世界の方々をさもそこにいるかのように見てしまう人だったので
不思議体験をしてもおかしくないとは思ってたんだけど、
お通夜の前からワタシの脳裏に常に出てくる画像があって、
入院してからの2ヶ月、ほとんど口から物を受け付けなかったので食べれなかったの。
ワタシ、生のままのトマトはフルーツトマトくらいしか食べられないんだけど
ごろっと大きくてまだ青さの残るトマトを四等分にしてそこに砂糖と塩をかけて食べるのが
祖母の一番の大好物だったのね。
それも病気をしてからは生のままのトマトしか食べれなかったけど。
そんなトマトが得意じゃないワタシがトマトを祖母がしてたようにして食べたくて仕方なくなった。
通常ありえない。
そしてもうひとつ。
果物ナイフで皮をペロンと剥いてそぎ落とすようにして食べてた桃の光景が
頭から離れなくなってしまった。
ワタシの名前を呼んでは「あー美味しいっ!」って笑顔で言うの。
うたた寝した時もその光景を見ちゃって、気のせいかと思ってたんだけど
母に電話してこの事を伝えた。
そしたら母はすぐに祖母が好きだったようにして供えてくれた。
それからピタリとその光景が出てこなくなった。
代わりに笑顔で「あー美味しい、美味しい」って言われたのが最後。
今は祖父と祖母と二人で一緒にいる光景を見てる。
おしゃべり好きだった祖母らしく機関銃のように祖父に話してて、
それを時折相槌を打ちながら聞いてる祖父。
まさしくその光景はワタシが幼い頃から見ていたままの二人の姿。
時々近くにいるワタシに気付いてはニコニコしてくれる。
本当に二人が生きて目の前にいるかのような光景。
それとさすが祖母!いやばあちゃんらしいなーと思ったのが、
ワタシの実家は代々神道なんだけど祖母は仏教徒からお嫁さんに来たので
お線香とお輪がないと拝んだ気がしないと生前からずっと言い続けてて、
普段は仏壇(とは言わないんだろうけど呼び名が分からない)の一角に
お線香とお輪があって宗教的にはいい事じゃないのかもしれないけど
「気持ちだから」とお線香をつけてお輪を「チンチーン」と鳴らしてたのね。
祖母は自分が亡くなった後もそうして欲しいと語りかけてきます。
ただやっぱりごっちゃになってしまうので五十日祭の納骨が済んだら
祖母の希望を叶えてあげるからね、とワタシも祖母に話しています。
なのでお線香はあげられないけどお香で我慢してもらってます。
後はどんな想いを伝えてくれるかな?