ワタシの右頬の丁度中央くらいに彫刻刀の細いので削ったような凹みがある。
朝から暗くなるまで海・海・海三昧だった頃の証。
※画像はお借りしています。
台風が近づいて来て、いい波がバンバン入ってるからと海仲間からの誘いに断る理由などなく
サーフポイントとしては大会も開催される有名なポイントへ行った。
そこが「いつもの」海だったのでそれなりに知ってるつもりだった。
でもそこは大自然が相手。ワタシなんかが計り知れるはずなどなかったのね。
それでも若さ溢れる当時のワタシ。
一見すれば荒れ狂うような海へ果敢にも挑戦したの。
友達と二人、ドルフィンスルーしてもひっくり返されるようなパワーのある厚い波に
何度も押し戻されながら恐怖よりもこの波に乗れたら・・・ってしか頭になかった。
何とか波をかいくぐり、波待ち。既にこの時点で体力-40%DOWN。
うねりもハンパない。
時折目の前で波が割れ始めちゃったりしてね。
そりゃーもう水の壁が襲ってくるわけですよ。
その時の感覚としてはその水の壁が2階建て一軒家を下から見上げたみたいなの。
いや、それ以上か?
※画像はお借りしています。
まさにイメージとしてはこんな感じ。
この海面(白波のとこ)から上を見上げるとそそり立つ壁のようです。
横を見ればめちゃくちゃウマイ人達もワイプしてたり、巻かれて板だけが波間に
ポーン!と弾き飛ばされてきたりしてて、麻痺してた恐怖感がようやく正常になってきた。
でももう後戻りは出来ない!女たるもの、ここで尻尾を巻いて逃げるわけには行かない!
なんてちっちゃいプライドかざしてたのねー
当然、その報いは受けました。
それが右頬の傷です。
念願のテイクオフして一気にボトムまで滑り降りてスピードに乗ったまではカッコよかった(笑)
次の瞬間、あまりにも波のパワーが強くて板をコントロール出来なくなった!
そう思ったと同時に波のリップまで吸い上げられて、波が崩れるのと同じくワタシも波のテッペンから
叩きつけられた。
どこが上なのかもう分かんないの。パニックですよ、パニック。
まさに大自然洗濯機。どんなヒドイ汚れもキレイに落とします、みたいな(笑)
もみくちゃでもがいてももがいても海面に顔を出せないのね。
あーワタシ、このまま死んじゃうのかな。。。
なんて本気で思ってしまう状況だったんだから!
程なくして息が続くかどうかの瀬戸際でようやく海面らしき方向が見えた。
最後の力を振り絞って上昇。
プハッーーー!
と息ついた途端、またもや次の波が覆いかぶさってきた。
その時の波の音、水の中の音、今でも耳に残ってるよ。
で、巻かれながらいつの間にか岸近くまで流されて来てた。
何とか板に乗っかり後ろからスープとはいえない程のパワーのある波を受けながら生還。
足腰は既にヨロヨロ~。
ヤバイ!と思ったらしく友達数人が駆け寄ってくれた。
そしたら「you!顔から血流れてるぞ!」って。
シワシワになった手で顔を撫で回したら水で濡れてるのか血なのか分かんなかった。
でも確かにどっかから血は出てた。
友達が「ほっぺたからだ」っていうから触ってみたら、確かに出てる。
なんで?何かにぶつかった?
取りあえず車まで行き、タオルで拭いた。
でも拭いても拭いても止まらない。
恐る恐る鏡を見ると・・・えぐれてる!!
ホントに彫刻刀で彫ったかのようにベロリと。
※画像はお借りしています。
この海が現場となった場所です(笑)
コレより波は大きかったです。


