デュッセルドルフは春爛漫・・・というには程遠いイメージではありますが、一応気温は日中15℃から17℃くらいを記録する日々がここ一週間ほど続いております。
天気の方も、先週はなんと!!3日連続で快晴、なんてこともありました。
これは画期的なことなんです。お天気が3日も連続で続くなんて・・・この国では“あってはならないこと”に属することなのですから・・・。
さて、木、金曜日でトルコに出張してきました。
場所はイスタンブール。
昨年10月に引き続きとなります。
イスタンブールといえば、昔のコンスタンチンノープル、東ローマ帝国の首都、オスマン帝国、東洋と西洋の境目・・・という言葉が次々と出てくるエキゾチックな街の代名詞のような存在として有名です。
アヤソフィア、ブルーモスク、トプカピ宮殿、グランド・バザールetcの観光名所も著名ですが、何といっても仕事でトンボ帰りの日程なので、残念ながらアヤソフィア、グランド・バザール以外は観光出来ていないのが少々残念な点ではあります。
ドイツからは片道3時間10分少々。もちろん飛行機で。
余談ですが、“3時間10分”といえば、私が子供の頃の新幹線で東京大阪間の所要時間です。
東京、大阪間が3時間以上もかかっていたなんて・・・今は昔の物語ですね。
話戻って、私が到着した金曜日のお昼、イスタンブールの気温は17℃くらい。
前回の出張の時も感じたことですが、空港を歩く人々の顔触れが“アジア(日本を含まない)”を感じさせてくれます。
ターバンを巻いた男性、目の部分を除く全身黒ずくめの女性etc、イスラム圏の雰囲気がプンプンと香る顔触れです。
そして、とにかくパスポートコントロールが混雑するのもイスタンブールの特徴として私には刻みこまれました。
イスタンブール国際空港は、イスタンブールの中でもヨーロッパサイドにありますが、私の所属する会社のトルコ事務所はアジアサイドに位置しており、空港からは橋を渡って車で小一時間程度かかります。
ヨーロッパとアジアを隔てるボスボラス海峡。
地中海と黒海を繋ぐ水道です。
市内の様子も、とにかく乱雑、混雑、雑然・・・というカオスな状態。
人も車も“自分が通る部分が道路さ!”と主張しているかのようです。
車の運転は荒く、横入り、クラクションは当たり前。道行く通行人も信号なんて見たことない!といわんばかりの様子で隙あれば道に飛び出してきます。
ここでは、人よりも車が優先。その代わり人間は隙を見つけて道路を闊歩するわけです。
高速道路の路肩を涼しい顔で通行する人々も多数・・・。
朝夕の通勤時間帯、特にボスボラス海峡にかかる橋の近辺の大渋滞はひどいものがあります。
弊社トルコ事務所の所長はイギリス人(家族共々トルコへ赴任)なのですが、彼も自宅はヨーロッパサイドに借りており、アジアンサイドの事務所まで通う毎日です。
「(渋滞の中)毎日ヨーロッパからアジアへ通勤しているんでもう疲れたよ(笑)」とおどけていました。
下の写真はホテルの窓から。
アジアンサイドの光景です。
さすがイスラム圏ですね。
ホテルには聖書の代わりにコーランが置いてありました。
これは現在トルコの事務所に駐在しているイギリス人から聞いた話ですが、「イスタンブールは計画的に作られた街ではない。この街の基本はカオス。地震が来たら一発で麻痺する」だそうです。
どう見ても耐震基準なんで満たしていなさそうな旧い建物が「空いている場所」をみつけてどんどん建てられてしまったが為にこういう街になってしまったのでしょう。
イスタンブールはその真ん中を流れるボスボラス海峡によってアジア側とヨーロッパ側に分かれていますが、街の印象自体ははそのどちら側でも変わりません。
都市計画とは無縁の雑然とした街・・・これがアジアを彷彿とさせるのかもしれませんね。
さて、仕事で出張した時の楽しみの一つは食事です。
トルコ料理は魚も肉も美味しく、『世界三大料理』などといわれることもありますね。
魚は全般的に美味しく、季節によって異なるボスボラス海峡から上がる魚を楽しむのがトルコ人の楽しみだとも聞きました。秋はシーバスなんて最高だそうですよ。
今回「魚と肉とどっちがいい?」と訊かれたのですが、前回の出張時は魚料理を紹介されたので、今回は肉料理を選びました。
このお店はアジアサイドにあります。
背景のビルのライトアップ(赤!!!)がいかにもアジアを思わせます。
前回はそれ程感じなかったのですが、今回は初めてトルコ料理を美味しいと感じました。
「世界三大料理」かどうかは分かりませんが、とにかく中華でもフレンチでもイタリアンでもスパニッシュでもない味であることは確かです。
ケバブのような肉料理に香草を使っているお料理が多いので、東南アジアを連想させますが、東南アジアの料理ほど中華の影響は色濃くないと感じます。
ちなみにトルコ航空の機内食もかなり美味しいです。トルコ風パスタもなかなかのお味でした。
お店の外はもうすぐボスボラス海峡です。
アジア、ヨーロッパの両サイドをつなぐ橋がライトアップされています。
このライトアップ、時間で刻々と変わっていきます。
食事の後、“トルコ式もてなし”を受ける為、取引先社長の行きつけのバーへ。
面白かったのは、日本のカラオケを連想させる遊び方があること。
もちろんトルコでは客はマイクを持って歌ったりしません。
その代わりに流しの歌い手が店の中で歌を披露したり、キーボードを使ってトルコ式の音楽を演奏してくれる訳ですが、それに合わせて客が女性と一緒に店の中で踊るのがトルコ流だとか。
ヨーロッパの接待ではまずこういう流れにはなりません。
この辺りも“アジアの雰囲気”を感じるところです。
この社長(既に70歳に近い巨漢ですが・・・)は店に入った瞬間からノリノリの状態で踊る踊る!!
既にネクタイは外れ、ワイシャツも第三ボタンくらいまでははだけ、汗びっしょりです。
私は密かに「心臓に負担がかからなければいいが・・・」と一人心配していました。
弊社の所長であるイギリス人もそれに合わせて踊りを披露し、これでミラーボールさえあれば、ディスコそのものという印象ですね。
深夜2時を回っても一向に腰を上げる気配がなく、歓声をあげながら踊り続ける社長。
我々の前にはストレートのスコッチがグラスで置かれていますが、社長は踊りがひと段落した時だけ口にする程度です。
さすがに弊社所長のイギリス人が「そろそろ帰ろうか?」と私に囁きかけた為、私達は2:15頃、お店をあとにしました(社長の運転手さんがホテルまで送ってくれました。)。
ホテルのチェックインが終わった時は、深夜2:30を回っていました。。。ちょっと疲れましたね。
それにしても。。。このイギリス人所長。実に立派な営業ぶりです。
私は日本勤務時代、営業の経験が長かったのでこのような接待(お付き合い)は慣れっこですが、こういうのは日本独特のスタイルだとばかり。
まさかイギリス人がここまでやるとは予想外でした。アジア圏の営業スタイルにアジャストしたということでしょうか。
ちょっと面白かったです。
翌朝9:00に迎えに来てもらい、一仕事してから午後1:30頃空港へ。
少しだけ時間が空いたのでフードコートを眺めていたらこんなお店が目に入りました。
イスタンブールの街中ではそれ程感じませんが、空港は異様に物価が高い。
このアイス、スモールサイズですが、なんと5ユーロです。
「そこまでしてアイスを食べたい!?」という家内の呆れた顔が脳裏に浮かびましたが、トルコといえばやっぱりアイスは名物。これは外せません。
独特のもっちりとした食感を楽しめました。
参考までに。
仕事で接したトルコ人達や“トルコ通”を自認するイギリス人所長によれば、トルコ観光のべストシーズンは『9月』だそうです。
気候も食事(魚)も観光するならこの時期がベスト。9月がダメなら5月の遅めの時期に来なさい、と言われたことをここに加えておきます。
家族で再訪のチャンスがあるのか、トルコ、そしてイスタンブール。
せっかくなら一度はトプカピ宮殿くらいは観ておきたいですが、果たしてどうなることでしょうか・・・。